2024年11月11日に戸田市立戸田第一小学校を訪問し、石塚怜美 先生が担当する3年3組の総合的な学習の時間に参加させていただきました。総合的な学習の時間に、子どもたちはチームでプロジェクトに取り組んでいます。
この日は3時間目と4時間目の連続2コマの授業で、3時間目に為田がゲストティーチャーとして「プレゼンテーションのコツ」を子どもたちに伝え、続く4時間目に学んだ「プレゼンテーションのコツ」を活かして子どもたちは自分たちのプロジェクトを伝えるプレゼンテーションの準備を進めていきました。
今回は、4時間目に子どもたちがプレゼンテーションの準備を進めていく様子をレポートします。
授業の最初に石塚先生は、3時間目に為田が紹介した9つの「プレゼンテーションのコツ」をホワイトボードに書いて、「使えそうなコツはどれかな?」と子どもたちに質問しました。すると、子どもたちが自分で使えそうだと思うコツに手を挙げて応えていきます。石塚先生はたくさん手が挙がったコツに丸をつけていき、「このあたりのコツをうまくつかって、プレゼンテーションを作りましょう」と言いました。
子どもたちはグループに分かれて自分たちのプロジェクトを紹介するプレゼンテーションを作っていきます。
3人~4人のグループでプロジェクトに取り組んでいるので、グループで共有しているプレゼンテーションのスライドを1人が開いて、他の子たちは3時間目に使った「プレゼンテーションのコツ」が書かれたロイロノート・スクールのカードを開いて、コツを読み返しながらスライドを編集していました。
授業の最後に石塚先生は「どのコツを使ったか教えて下さい。図のチカラを使ったよ、というグループは?」というふうに、どのコツを使ったかどうかを子どもたちに質問していって、9つのプレゼンテーションのコツをふりかえりました。
9つのプレゼンテーションには、プレゼンテーションのスライドを準備するときから意識できるものと、実際のプレゼンテーションの練習を始めてから意識できるものがあります。必ずしも全部を使えばいいというものではないですし、それぞれのグループが目指すプレゼンテーションによって使うコツは違うと思います。
「どういうコツがあったけ?」「どのコツが使えそうかな?」とグループの中で話し合って、少しずつプレゼンテーションの内容が良くなっていく、その手助けに使ってもらえればいいなと思います。
「プレゼンテーション・パターン」を使って授業をつくって実践をしたのはこの日がはじめてでしたが、これから実践を増やしていってさまざまな学年で実践をしたり、プロジェクト以外のプレゼンテーションなどでも活用できるようにしていきたいと思います。
(為田)