東京都の新年度予算案の知事査定が4日から始まったそうです。そのなかで、都立高校などで生徒が所有するスマートフォンを活用するため通信環境などを整備するために2億3000万円が計上されているそうです(「都立学校スマートスクール構想」)。
都立高は全186校。このうち10校をモデル校に選び、18年度にWi―Fiを整備。効果や課題を検証しながら20年度以降、全校に広げることを目指す。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180104/k10011279251000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180104/k10011279251000.htmlwww3.nhk.or.jp
日経新聞では、学習記録のビッグデータ化も視野に入れているとも報じられています。
スマホの校内持ち込みを禁止してきた高校も多いため、新たな学校のルールづくりやスマホを持っていない生徒への対応などについて19年度までに検討する。ICTを活用した授業で蓄積される学習記録のビッグデータ化などにより、指導方法を改善し生徒の苦手分野の克服につなげることも視野に入れる。
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どんなユースケース(利用場面)を想定しているのかが、とても気になります。「授業中でも、いつでもスマホを取り出して検索とかしてもいいぞー」なのだろうか。自分が持っているスマホをWiFiに接続するという形で、いろいろクラウドサービスを使えるようにもするのだろうか。クラウドサービス使っていろいろなアウトプットをさせたりするならば、iPadの方がいいかな。iPadも接続OKにするのかな。
モデル校になる10校がどんな学校で、どういった目標を設定して、どういったユースケースを想定するのか、ということに非常に関心があります。新年度予算案は1月26日に公表されるそうです。
(為田)