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京都教育大学附属桃山小学校 授業レポート No.7(2019年2月6日)

 2019年2月6日に、京都教育大学附属桃山小学校を訪問し、授業を見学させていただきました。若松俊介 先生が担任されている6年1組の6時間目にゲストティーチャーとしてお話をさせていただく機会がありましたので、今回はその様子をレポートします。昨年度も、ゲストティーチャーをさせていただいているので、ほぼ1年ぶりとなりました。連続してさせていただけるのは大変ありがたいです。

「問題解決」について考えてみよう

 今回、若松先生からは、授業でも「問題解決」をテーマにしているので、仕事のなかで問題を解決するときにどんなことを考えているのかなど、話してほしいというリクエストがありました。
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 「問題」というと、地球温暖化とか少子高齢化とか、大きな問題を思い浮かべる事が多いかもしれませんが、小さな身近な問題だってたくさんあります、という話をしました。「自分にとっての問題ってありますか?」と訊くと、いろいろな問題が出てきたので、イメージしやすくなったと思います。
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 そのうえで、問題を解決するために大切なこととして、以下のことを説明しました。

  1. マインドセット
    • 「できない理由を考えるより、どうやったらできるかを考える」
    • ヒョーロンカにはならない。
  2. テクニック
    • 「どうやったら~~できるか?」に書き換える。
    • 「なんで?」や「どうやって?」を何度も何度もくりかえして考える。

 ヒョーロンカにはならない、のところで、「僕、それかも…」と一人の子が言ってくれたのは、とても勇気のあることだと思うし、自分をふりかえることができていて、すごいと思いました。
 「どうやったら~~できるか?」という文章に書き換える、というのは、僕はとてもいい方法だと思っていて、そもそもこれをやっていると、なんだかポジティブになります。前向きに解決策を探そうという気持ちになります。

 ゲストティーチャーとして、自分自身のことをたくさん話そうと思っていたので、僕自身の問題意識について最後に話して、授業を終えました。
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児童が書いてくれた自分ノート

 児童が毎日ふりかえりを書く自分ノートで、ゲストティーチャーの授業を書いたノートを、若松先生から見せていただきました。こうした子どもたちのフィードバックはとてもうれしいです。いくつか抜粋して、コメントしていきたいと思います。

 まずは、「問題解決」についてのコメントです。「真因」という言葉が出てくるのですが、これは授業で問題解決を学んだときに、キーワードとして出てきたものだそうです。問い続けて、真因を探し出せることはすばらしいと思います。

今日は、去年も来てくれた為田さんが、ゲストティーチャーとして、もう一度来てくれました。そこでは、「問題解決」について話してくれました。ぼくの中での問題は、大きなものだと地球温暖化で、小さなものだと人の話をあまりきけていないこと、があがります。それをなくすために、まず「か?」の形にしようと思います。これの場合、「人の話をしっかりと聴くためにはどうするか?」になります。そうしたら、「人が話しはじめたら、すぐにそこを向く」となり、その次に、「人が話しはじめたら、すぐにそこを向くためにはどうするか?」になります。そして、「やることを早く終わらせてしまう」という答えに行き着きます。このようにしていくと、本当にうまく真因を出すことができますね。次からも使っていきたいです。

 マインドセットについてコメントを書いてくれたものもありました。ポジティブに問題を見つめて、「どうやったらできるか」を考えられるようになってくれるといいな、と思っています。

私は、その自分が思った問題を解決するためには、その問題に対して目をそむけない事や、出来ない事を考えるよりも、出来るようになるための事を考えないといけないなどと学んだ中で、どれも大切だけれど、その前に自分で問題だと思うことや「?」や「ん?」とぎ問に思うことを見つけることが大切だと思いました。

ぼくは今日のGT(ゲストティーチャー)はすごくためになると考える。今日は問題がある時の解決のしかたのような物だった。ぼくは特にできない理由を考えるのではなく、どうしたらいいかを考えるという所がいいなと思って、ぼくは委員会でスリッパがぬれていることなどについて考える時にいつもなぜできないかを考えていたけれど、やっぱりそれでは進まないからすごくためになった。

 それから、「ヒョーロンカ」という言葉について書いてくれた人もいました。教室の中でも、ちょっとインパクトがあった言葉になりました。

ヒョーロンカ
この言葉をきいたときに、自分がこうなっていないか不安になりました。(略)改めて為田さんの話をきくと、私にもそういうヒョーロンカのようなところがあるなと思いました。なぜなら、国語のときにも、「でもさあ、これって…」みたいに、自分の話にもっていくというか、とにかく、こうなんだ!ということをばーっと言う感じによくなってるから、そこが、ヒョーロンカと類似しているかなと思います。自分の考えが正しいんだ!といった感じで、正当化しだしたりというのも、やってしまったり、やりかけたり…ということもあるから、よりエスカレートしないように、していけたらいいなと思います。「人間だから」というところに甘えすぎないようにしたいです。

 ヒョーロンカになって、「でもそれって…」と周りの人の意見をつぶすのではなく、一緒に「どうやったらできるか?」を考えてみよう、そんな気持ちになってくれたらいいな、と思って授業の中で話しました。
 若松先生からは、「子どもたちいろんなことを感じたようです。今日の朝のスピーチ後の議論の様子が大きく変わりました!!」というコメントもいただきました。すぐに変わっていける子どもたちがすばらしいです。

 最後に、うれしかったコメントです。

為田さんのじゅぎょうは若先(若松先生)のじゅぎょうににてるな~、と感じます。。。

 若松先生の、子どもたちを信じて任せる感じの授業がとても好きなので、若松先生のクラスで5年~6年の2年間を過ごしてきた子に、こういうコメントをもらえるのは、大変うれしかったです。若松先生、貴重な機会をいただきまして本当にありがとうございました。

(為田)