教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも?:ビデオゲームを取り入れた授業案とスライドを提供する「Hey Listen Games」

 僕がフェローとして参加しているLudix Labのリーダーである藤本徹 先生が、ビデオゲーム(テレビゲーム)を取り入れた授業案を掲載したWebサイト「Hey Listen Games」を紹介していました。

 さっそくアクセスしてみました。ページを下にスクロールしていくと、たくさんのゲームが並んでいて、キーワードと「Go to Lesson」と書かれたリンクがあります。
f:id:ict_in_education:20190410062709p:plain

 たくさんのゲームが並んでいるのですが、残念ながら僕がやったことがある(正しくは、やっているところをある程度の時間見たことがある)のが、「スーパーマリオオデッセイ」だけでしたので、そのページをチェックしてみました。キーワードは、「Having Fun With Culture」。
f:id:ict_in_education:20190410062634p:plain

 レッスンプランとハンドアウト、そしてスライドを見ることができます。先にレッスンプランとハンドアウトを見て、どんな授業になるのかを読んでみました。正直、そこではあまり良さを感じなかったのですが、スライドを見てみると、なるほどこうしてビジュアルで興味を喚起してからディスカッションに行くのもおもしろいかもしれないと思いました。
 メディアでの印象がどのように自分たちに与えられているのかを考える機会になり、ステレオタイプに気をつけないといけない、というところにきちんと落とし込むことができそうです。

 ゲームがおもしろすぎて、ディスカッションの方にすんなり入れるのかな?というのが大変そうだとは思いましたが、こうした試みがたくさんあるのはとてもいいなと思いました。

www.heylistengames.com

 以前、藤本先生と一緒に「大航海時代」を使って世界史の授業を行う、という研究を手伝ったことがあるのですが、それを思い出しました。あれは…大航海時代に香辛料をヨーロッパに持ち帰ってくることの大変さを圧倒的なリアリティで感じられておもしろかったなあ…。

(為田)