僕がフェローとして参加しているLudix Labのリーダーである藤本徹 先生が、ビデオゲーム(テレビゲーム)を取り入れた授業案を掲載したWebサイト「Hey Listen Games」を紹介していました。
ビデオゲームを教育に取り入れたサンプル授業案と講義スライドを掲載したウェブサイト。ニューヨーク市の歴史の教師が制作。 https://t.co/6i84xuH22t
— Toru Fujimoto (@tfujimt) 2019年4月9日
さっそくアクセスしてみました。ページを下にスクロールしていくと、たくさんのゲームが並んでいて、キーワードと「Go to Lesson」と書かれたリンクがあります。
たくさんのゲームが並んでいるのですが、残念ながら僕がやったことがある(正しくは、やっているところをある程度の時間見たことがある)のが、「スーパーマリオオデッセイ」だけでしたので、そのページをチェックしてみました。キーワードは、「Having Fun With Culture」。
レッスンプランとハンドアウト、そしてスライドを見ることができます。先にレッスンプランとハンドアウトを見て、どんな授業になるのかを読んでみました。正直、そこではあまり良さを感じなかったのですが、スライドを見てみると、なるほどこうしてビジュアルで興味を喚起してからディスカッションに行くのもおもしろいかもしれないと思いました。
メディアでの印象がどのように自分たちに与えられているのかを考える機会になり、ステレオタイプに気をつけないといけない、というところにきちんと落とし込むことができそうです。
ゲームがおもしろすぎて、ディスカッションの方にすんなり入れるのかな?というのが大変そうだとは思いましたが、こうした試みがたくさんあるのはとてもいいなと思いました。
以前、藤本先生と一緒に「大航海時代」を使って世界史の授業を行う、という研究を手伝ったことがあるのですが、それを思い出しました。あれは…大航海時代に香辛料をヨーロッパに持ち帰ってくることの大変さを圧倒的なリアリティで感じられておもしろかったなあ…。
(為田)