京都教育大学附属桃山小学校の若松俊介 先生から著書『教師の?思考 一人一人の子どもに「最適」な指導・支援を考え抜く』をお送りいただきました。
若松先生の、子どもたちが考える「問い」を大事にする授業は何度も参観させていただいてきているので、この本のタイトルである「教師の?思考」は子どもたちにどう問いをもたせるのか、ということなのかと思っていました。読み進めていったら、先生自身が問いを考えることに寄り添う本でした。
第2章 「?」から指導の最適を導く、では問いを生み出す技術が紹介され、その後の第3章では学級づくりのための「?」思考、第4章では授業づくりのための「?」思考が実践事例として紹介されています。
先生だけではなく、大人が「問い」を見つける思考ができれば、もっと社会は良くなると思います。学校の中に問題もたくさんあると思いますし、学校をとりまく状況もどんどん変わってきている昨今、学校が「問い」をしっかりたてて、「では、どうするのがいいのか?」を考える先生方が多いチームであることはとてもプラスになることだと思います。そういう方向へ一歩を踏み出すために読んで考えるといい本だと思いました。
(為田)