玉音放送の原盤、公開
8月1日のニュースで、「終戦玉音放送の原盤、宮内庁が公開 「聖断」の場も 」というのが出ていました。
宮内庁が終戦の玉音放送と、御文庫付属庫の写真を公開しました。朝刊で特集紙面を組みました。玉音放送の原盤写真は東京新聞写真広場でも公開、音はスマホから聞くことができますが、方法は紙面に。http://t.co/nSmjEDgqNu pic.twitter.com/5VgLDkhXos
— 東京新聞←2㍍→写真部 (@tokyoshashinbu) 2015年7月31日
NHKのテレビ番組「週刊ニュース深読み」でも、田原総一朗さん(80代)から、各年代でみんなで玉音放送を聴く、というコーナーをやっていました。
www.nikkei.com
NHK「戦争証言アーカイブス」
玉音放送、ネット上で聴けるのだろうかと思って検索してみたら、NHKサイト内で聴くことができました。
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/sp/movie.cgi?das_id=D0001410387_00000cgi2.nhk.or.jp
全文があわせて読めるのは非常にいいな、と。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…」というところがテレビ番組の終戦シーンとかでよく流れるので、なんとなくあそこから始まるのかと思っていましたが、実は国民だけでなく、軍部や官僚らに対しても、声かけがされていたりとか、全文を読むことができてよかったな、と思いました。
こちらの玉音放送、NHKの「戦争証言アーカイブス」というサイトにまとまっています。玉音放送以外にもさまざまなコンテンツを見ることができます。
また、「教育活用」というリンクをクリックすると、社会科の授業や平和学習などでの活用を想定したコンテンツが見られます。指導案も貼られています。袖ヶ浦高校の永野先生も指導案を寄せてらっしゃいました。
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/sp/list.cgicgi2.nhk.or.jphttp://www.nhk.or.jp/shogenarchives/education/www.nhk.or.jp
近現代史の学習は、反転授業で何とかできるところかもしれない
NHKの深読みでは、ハッシュタグでTwitterの意見も紹介されていたのですが、そのなかで気になったものをリンクしておきます。
義務教育の歴史教育は、現代からさかのぼって教えるべき
— たけわん (@inutakewan) 2015年8月1日
近現代史こそいまの世界の成り立ちやパワーバランスを理解するのに必要だと思う#nhk #nhk_fukayomi
今の教育では近現代史をまともにやらない。けれど、本当にそれでいいのだろうか。先の戦争を知る、その後に出来た憲法を知ることは、今この国で生きる上で必要なことなんじゃないだろうか。
— はづ。⚪🔴 (@blaulicht8) 2015年8月1日
#nhk_fukayomi
いい加減に歴史教育は近現代史から遡るべき。 #nhk_fukayomi #nhk
— マニ (@mani1119) 2015年8月1日
NHK自身がそんな番組やってましたね https://t.co/XAujpy8vEe "@mani1119: いい加減に歴史教育は近現代史から遡るべき。 #nhk_fukayomi #nhk"
— HiRO (@MDB_HiRO) 2015年8月1日
近現代史だけでなく、歴史はその国、その時の政府の意向がどうしても教育に反映されてしまう。だからこそ、教科書だけでなく、報道も含め、複数の観点から、何が起こったのか、そしてそこから学んでこれから何をしてはいけないのか、考え、この先の選択をしていきたい。 #nhk_fukayomi
— はづ。⚪🔴 (@blaulicht8) 2015年8月1日
僕の通っていた高校でも、近現代史までは行かなかったです(まあ、もう20年以上も前ですが…)。時数が足りないのですよね。
でも、近現代史であれば、動画や音声などが残っているものもあるので、上手にiTunes Uなどで課題設定をすれば、授業を反転学習で教えられないだろうか、と思いました。
ついでに、Googleドキュメントでアンケートフォームを作って、「これについてどう思うか?」という質問をとって、ディスカッションをしたりできないかな、と思いました。あ、ednityなどでもできそうですね。
www.appsupport.jp
近現代史を知ることで、社会へ出るためのさまざまなトレーニングになるのではないかと思います。難しいのは、まったく歴史に興味を持たない児童、生徒がどれくらい反転授業で動画を見てきてくれて、問題意識を持ってくれるか、という部分が課題ですかね…。
先生の働きかけが非常に大きな役割をもつな、と思います。このあたり、先生方とじっくり一度お話ししてみたいです。
(為田)