経済産業省の浅野大介さんの著書『教育DXで「未来の教室」をつくろう』を読みました。経済産業省の「未来の教室」プロジェクトについての思想や、実践、このプロジェクトに関わっている人たちの活動などについて知ることができる本です。
この本は、「教育の未来はどんなふうになり得るのだろう」ということを想像することができる本だと思います。学校の先生方はもちろんですが、いま学校に通っている子どもたちの保護者の皆さんにも読んでもらいたい本だと思っています。いまある学校は、やり方次第で「どんなふうになり得るのだろう」ということを知っていることは、本当に大事なことだと思います。
僕自身も、この「未来の教室」プロジェクトについては、いろいろな形で関わらせていただいていて、学校にも伺い、レポートなども書いています。検索してみると、たくさんのレポートが出てきました。
こうして時系列でさまざまな活動を振り返り、この本を読むと、数年で大きくプロジェクトが前に進んでいることがわかります。こうしたどんどん変化していくプロジェクトを、学校現場に持ち込んでくれていることが重要だと思っています。
もちろん、これを「できる限り広く、すべての学校に近い形で普及させる」ためには、まだまだやらなくてはいけないこと、変わらなくてはいけないこと、がたくさんあります。それでも、着実に変化は起こっているし、「学校は変わることができる」というメッセージが広く伝わることが重要だと思っています。
(為田)