教育ICTリサーチ ブログ

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授業で使えるかも:高知県香南市で見つけた「津波避難タワー」

 先日授業を参観させていただいた高知県香南市立赤岡小学校に行ったときに、「Y2津波避難タワー」と書かれている大きな施設を見かけました。津波のときに避難できる高台で、津波が下層を抜けるようになっている構造です。

 30分ほど町の周りを歩いていると、複数の津波避難タワーを見かけました。大きな建造物なので、遠くからも見つけることもできます。周囲の住人が、すぐに避難できるように、あちこちに作られているようです。

 香南市は、海沿いに位置しています。物部川という大きな川が流れていて、周辺は平らな地形がずーっと続いている場所でした。だからこうした津波避難タワーが必要なのだとわかります。

 気になって調べてみると、香南市の津波ハザードマップを見つけました。「Y2」「A1」など名称がつけられていることがわかります。地図中にたくさんの津波避難タワーがあることがわかりました。

 今回、津波避難タワーを見つけることがなければ、香南市の津波ハザードマップを検索して見つけることもなかったと思います。
 こうして旅先で見つけた風景から、今まで気づけていなかったことに気づくこともあります。ある地域では日常にあるものが、別の地域ではまったく日常ではないこともあります。
 こうした写真1枚でも、授業のとっかかりになることもあるかもしれないな、と思いましたし、「うちの町にはこういうのもあるんだよ」と伝え合う授業があったら、こういうものも題材になるかもしれないなと思いました。

(為田)