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学校と外部の関係に役立つかもしれない:戸田市のセサミストリートカリキュラムの導入に授業研究がどのように役立ったかの論文

 僕はセサミストリートティーチャーとして、戸田市立小学校でのセサミストリートカリキュラムの実践をお手伝いしています。その様子を早稲田大学 人間科学学術院の井上典之 教授にリサーチしていただいた論文"Guiding educational innovation to promote children's non-cognitive abilities to succeed: implementation of the Sesame Street curriculum in Japan"が、国際学術誌International Journal of Learning and Lesson Studiesに掲載されました。
www.emerald.com

 Abstractのところで書かれている、「the success of the curriculuar innovation owed much to an inside-out implementation process(カリキュラムのイノベーションが成功したのは、インサイド・アウト(学校の外部から学校に働きかけるが、イニシアチブは学校が持つ)の形式での導入・実践プロセスによるもの」という表現が、外から学校をサポートする仕事をしている身として、本当にうれしく思います。
 セサミストリートカリキュラムをパイロット校で授業をしていた頃は、示範授業をしては先生方と授業研究(Lessonn Study)をして、先生方が良い授業をしようとされているのをサポートする日々でした。たくさんのことをその中から学ばせていただいたのを懐かしく思い出しました。

 学校の外から学校をサポートするという、自分たちがいましている仕事の手応えを感じられたのはセサミストリートカリキュラムの導入と実践に関わったからですし、その過程で井上先生から教えていただいたInside-outの考え方や、アクションリサーチの考え方も、自分の中にインストールできて本当によかったと思っています。
 英語の論文ですが、学校と外部をつなぐ授業研究の仕方について、いろいろなヒントを見つけられるのではないかと思います。

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(為田)