しくみデザイン×中村俊介さんの本『はじめてのスプリンギン』を読みながら、自分のiPad Proにスプリンギンをインストールしてやってみました。ページをめくりながら、ストーリーを追いかけながら、スプリンギンでプログラミングを進めていきます。
絵を描くことがすごく簡単なこと、履歴を一覧で見ることができるので、「どこまで元に戻すのか」というのも簡単に選べるのはいいな、と思いました。
また、音声の録音も簡単にできるので、描いた絵にセリフをつけたりするのが簡単にできます。また、録音した音声を「遅い」⇔「速い」、「軽い」⇔「重い」の2軸で簡単に変えることができるのも、子どもたちにはすごくうけそうです。いろいろな音声を録音して試してみよう、というモチベーションに繋がる用に思います。
プログラミングの授業として、国語の教科書の作品の紙芝居を作ってみたり、自分なりのストーリーのアニメーションを作ってみたり、というのは多くされていますが、敷居低くいろいろな設定ができるように思います。
アニメーションが動くところまでに、そんなに長い作業時間を必要としないのがいいと思います。プログラミングを通じてものづくりの楽しさを感じられるようになるところまで、あまりに長い時間がかかってしまうと、なかなか学校の授業では完成まで行き着かないので、短時間である程度のところまで簡単にできる、というのはとても大切な要素だと思います。
一方で、じっくり時間をとりさえすれば、子どもたちでも大作ができそうです。小学校のクラブ活動(コンピュータクラブとかプログラミングクラブとか)で、一人1冊の『はじめてのスプリンギン』と一人1台のiPadがあれば、それぞれのペースで進めていけそうな気がしました。子どもたちがものづくりの楽しさを感じるところまでの敷居が低いのが魅力的なアプリだなと感じました。
ぜひ、ページをめくりながら、ストーリーを追いかけながら、やってみてほしいと思います。自分でやってみてはじめて、「おお!」「これいいな」「あの子たちはどんなふうなリアクションするかな…」といろいろ浮かぶと思いますので。
(為田)