登本洋子 先生・伊藤史織 先生・後藤芳文 先生の共著『改訂版 学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション』を読みました。この本は、もともとは玉川学園中学3年生の必修の授業の内容をテキストとしてまとめたもので、2014年秋に初版『学びの技』が出版され、この改訂版は2023年11月に出版されたものです。
章立ては以下のようになっています。探究の進め方が、「論題設定」から「情報収集」、「論理的に考える」ことから、「発表する」「論文を書く」までまとめられています。
- Prologue 0 / 探究に向かう技
- Chapter 1 / 論題設定の技
- Chapter 2 / 情報収集の技
- Chapter 3 / 論理的に考える技
- Chapter 4 / 発表する技
- Chapter 5 / 論文を書く技
- Chapter 6 / 評価の技
それぞれのChapterにたくさんの「技」が見開きで紹介されています。個人的には、「論題設定の技」と「論理的に考える技」と「論文を書く技」のあたりが好きです。
探究が進んでいくごとに取り掛かっている探究の段階に合わせてみんなで読み合わせをしてから活動に入るといいように思いました。
登本先生は、いまは東京学芸大学 准教授でいらっしゃいますが、玉川学園にいらっしゃった頃に授業を参観させていただき、ブログでレポートも書かせていただきました。調べてみたら2015年でした。その当時、すでに初版『学びの技』は玉川学園にはあったのだな、と思いました(初版を読んでいなかった自分が悔やまれます)。
(為田)