2024年7月25日に、ふじみ野市立三角小学校で校内研修の講師をさせていただきました。きっかけは、三角小学校の研究主任の阿部壮志朗 先生が、2023年11月に富士見市立針ケ谷小学校で開催された学校研究発表会に参加されたことだったそうです。針ケ谷小学校で為田がした講演「ICTを活用した『未来を切り拓く力』を育む学びの場」を聴いてくれたことから、ふじみ野市立三角小学校の湯本貴幸 校長先生が富士見市立針ケ谷小学校の本木千穂 校長先生に連絡を取り、為田を紹介をしていただいて実現しました。
こうして、自治体を超えて学校間で問題意識が共有され、さまざまな活動が繋がっていくのはとてもありがたいことだと思っていますし、何より針ケ谷小学校が学校研究発表会を外部に向けて公開で行ったからこそ生まれた縁だと感謝をしています。
7月の校内研修への参加が決まってから、6月に三角小学校を訪問して授業を観て回らせていただき、授業後には三角小学校の実態や校内研究の計画及び方向性についてお話を伺いました。校内研究としてどのようなことを実現したいのか、また現状でどんなアプリをどんなふうに授業で活用しているのかを知って、研修内容を考えました。
今回は、研修テーマとして、「ICTを効果的に活用」するとはどういうことなのかをお伝えしたいと思いました。いろいろな学校での「ICTを効果的に活用」している実践事例を紹介しながら、先生方に三角小学校の子どもたちにとって、「ICTを効果的に活用」する場面はどんなふうであればいいと思うのかを考えてもらえたらいいと思いました。
為田からのプレゼンテーションをした後で、校内研修のふりかえりをPadletを使って行いました。先生方にスマホや学校のタブレットを使ってPadletにアクセスしていただいて、コメントと質問を色分けして書き込んでもらいました。
特に、質問のカードが多く出ていたのがとてもうれしかったです。挙手をして質問をしてもらうとなかなかこんなにたくさんの質問を受けることができないので、こうしてPadletに書いてもらって、それを読みながら質問に答えていきました。三角小学校の状況にあった質問を先生方がしてくださったので、2学期以降のICT活用のときに校内で先生方同士で話し合う起点となったのではないかと思います。
9月以降、校内研究授業のサポートもさせていただくことになっていますので、今後の三角小学校でのICTを活用した学びのアップデートをお手伝いできるのを楽しみにしています。
(為田)