先日発足した、イノベーティブな校長ネットワークのキックオフをさせていただいた、Edvation x Summitのスタッフだった慶應義塾大学の石山さんが、シンガポールのシンクタンクDQ Instituteのお手伝いをされていて、DQについてのアンケート調査をしているということで、紹介をしたいと思います。
DQとは何か?
DQ(Digital Intelligence Quotient)は、DQ Instituteが開発した指標で、「デジタル知能指数」と考えればいいでしょうか。これからの社会では、IQ(intelligence quotient、知能指数)やEQ(Emotional Intelligence Quotient、心の知能指数)以上に、DQが欠かせない時代になると言えるでしょう。DQとは、デジタル世界で自己実現をするために必要な知識、スキル、姿勢、価値観などを含んでいます。
「DQスクリーンタイム調査」へのご協力のお願い
現在、DQ Instituteでは、世界中の8歳から12歳の子どもたちのデジタルへの関わり方やスクリーンタイム管理能力を理解するためのアンケート「DQスクリーンタイム調査」を世界20ヶ国で実施しています。
ぜひ、関心のある先生方/保護者の皆様にこのアンケートにご参加いただければと思います。8歳から12歳の子どもたちに59項目の質問に答えていただきます。僕も、10歳になる自分の息子にやってもらいましたが、所要時間はだいたい30分くらいでした。ただし、設問の内容がやや難しい部分がありますので、先生/保護者がついてやるほうがいいかもしれません。訊かれた内容は、デジタルに触れている時間や習慣などについての質問、「スクリーンタイム」や「マルチタスク」についての質問、オンラインでの安全やセキュリティなどについての質問がされます。
この調査に協力することで、以下のようなメリットがあるそうです。
- 1校で100サンプル以上集められた場合、児童のDQスクリーンタイムスコアやデジタル使用の傾向、サイバーリスクの可能性などを自国や世界と比較した、DQ School Report(約50ページ)を受け取れます。
- 日本全体で1000サンプル集めると、2018年のダボス会議で日本のDQレベルが取り上げられます。また、日本の政府向けにもDQ National Reportが発行されます。
- 現在日本語リリースの準備を進めている、DQを高めるためのオンライン学習プラットフォーム(DQ World)を優先的にご案内します。このオンライン学習プラットフォームを使って、8-12歳の子どもたちは、未来を豊かに生きるために必要なデジタル・シティズンシップを習得できます。
以下が児童にやってもらう調査のURLです。期限は2017年12月10日です。結果として、世界20カ国のなかでの比較ができる指標が出ますので、ぜひご協力いただければと思います。
jp.surveymonkey.com
もしも、ご不明な点や質問などありましたら、石山さん( masamiishiyama2017@gmail.com )に直接コンタクトしていただくか、あるいは為田まで本ブログやSNSなどでコメントいただければ、石山さんにつなぎます。
どうぞよろしくお願いいたします。
(為田)