2024年となりました。弊社フューチャーインスティテュートは、行動指針として「Help Schools/Education Become Future Ready」=「学校/教育が、Future Readyになるお手伝いをする」という言葉を掲げています。「Future Ready」という言葉が好きで、あえて訳さずに“Future Ready=未来に向けて準備ができている”のままで使っています。Future Readyな人をどうやったら育てられるだろうか、ということを考えています。
動詞を「Make」ではなく「Help」にしているのも個人的にはこだわりがあります。“Future Ready”になる主体はあくまで学校と先生方であって、僕たちはそれをヘルプする/お手伝いする、という方針で仕事をしています。
中学校と高校でのICT活用推進をお手伝いしたい
2023年の最初に書いたエントリーで、中学校と高校でのICT活用の推進をお手伝いしていきたいと書きました。
2023年は特に、中学校と高校でのICT活用の推進をお手伝いしていきたいと思っています。これまで弊社は、小学校での仕事をさせていただくことが多かったのですが、そこをベースにして今度は中学校・高校でのサポートへ進んでいきたいと思っています。
2023年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」 - 教育ICTリサーチ ブログ
そんな思いもあって、意識的にできるだけたくさんの中学校・高校の授業を参観させていただいています。授業を見せていただいた学校の先生方、本当にありがとうございます。
「あ、こんなふうな授業もできるのか」と先生方のヒントになるように、できるだけたくさんの授業実践をレポートしていきたいと思っています。この方向性は、2024年も継続していきます。
いままでに届いていない人のところへ届けるためのゲリラ戦を
一人1台の情報端末の整備が進んで、多くの先生方が子どもたちの学びをFuture Readyにするために授業を変えて、学校を変えていっていると思います。文部科学省の皆さんや教育委員会の先生方、学校の管理職の先生方、ICT担当の先生方、みなさんがさまざまな施策をされてここまで来たのだと思っています。
それでも、まだ変わっていない部分もたくさんあります。ここに届けるには、これまでどおりの施策だけでは足りないのだろうなと感じています。いわば、正統派な施策はもうたくさんやっているので、ここからはちょっと違う、ゲリラ戦みたいなことをしたいと思っています。今までとは違うアプローチで先生方に届けていくことを考えたいです。そのためのアイデアをたくさん出して、アイデアをどんどん実装して(たくさん失敗もするでしょう)、効果のあったことを横に展開していく、そんな2024年にしたいと思っています。
今年もよろしくお願いいたします
…ということで、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
(為田)