「月刊先端教育」2020年7月号の「特集 リアル教育の価値と格差」にて掲載されたインタビューが、佐賀大学の令和3年度 後期日程の教育学部学校教育課程 小中連携教育コースの小論文で出題されました。佐賀大学のサイトにて、過去3年分の入試問題が公開されていますので、そちらで見ることができます。
www.sao.saga-u.ac.jp
佐賀大学のサイトでは、問題だけでなく、出題意図もPDFで公開されていました。こうして出題意図を読むことができるのはとてもいいな、と思います。書かれていたのは、以下の通りのことでした。
オンライン教育の導入に関するインタビュー記事を参考資料として提示することで、一斉休校を通して見えてきた学校の抱える課題や教育の意義について自分自身の考えを展開してもらうことを意図して問題を出題した。この場合、オンライン教育という切り口は、単なる ICT の利活用にとどまるものではなく、学校教育で行うべきことや教師の役割について考えるための一つの論点として設定している。
まさに、「単なるICTの利活用にとどまるものではなく、学校教育で行うべきことや教師の役割について考えるための一つの論点」というのは、自分がインタビューを受けながら考えていかなければならないこと、と思っていたものだったので、大変うれしいです。
自分自身が大学入試のときに小論文が受験科目にあって、たくさんの課題文を読んでは書いて、ということをしていましたので、自分の書いた文章が読まれ、小論文を受験生の皆さんが書いてくださったのは恐縮です。受験生の皆さんがどんな小論文を書いてくれたのか、読ませていただきたいくらいです(笑)
自分のインタビューが、少しでも教育学部の受験生に何か考える機会を与えたのだと思うと、とてもうれしいです。
(為田)