2022年6月30日に西武学園文理小学校を訪問し、授業を参観させていただきました。教室を移動しているときに、ツバメの巣があることを先生に教えてもらいました。休み時間には、子どもたちがiPadをもって撮影に来るそうです。
継続的にツバメの巣をずっと撮影できるのは、毎日通う学校ならではのことだと思いました。一人1台のiPadを自由に使っていいよ、というふうにすることで、観察の仕方も変わっていきます。静止画だけでなく、動画撮影をすれば、ツバメが飛んでくる様子やヒナの様子を撮影することもできます。
iPadを使ってツバメの巣を観察した子どもたちは、同じように朝顔やメダカなどの観察にも使えるのではないかと考えたり、旅行に行った先でもいろいろ撮影して記録しておこうと思ったり、ツールとしてiPadを活用するアイデアを自分で考えられるようになると思います。
そうした様子を先生が「これ、見やすいね」とか「こうして実験の様子を動画で撮影しておくと、わかりやすいね」とか、「クラスのみんなにも見せてあげようよ」というふうに承認してあげることで、子どもたちが学びの道具としてiPadを活用する事例が子どもたちの間で広がっていくと思います。
こうして、学びのツールとしてiPadを使う文化を作っていくことができるのが、学校でiPadを一人1台もって活用することの意味だと思います。
(為田)