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日本女子大学附属豊明小学校 授業レポート No.7(2022年9月15日)

 2022年9月15日に日本女子大学附属豊明小学校を訪問し、砂川俊輔 先生の担当する6年わかば組の理科の授業を参観させていただきました。
 この日のテーマは「地層はどのようにしてできるのか」でした。前時に行った実験のふりかえりから授業は始まります。実験では、水槽に坂を作り、れき、砂、泥を混ぜて、坂の上から水の中に2回に分けて流し入れ、どんなふうにれき、砂、泥が積もっているのかを横から見て観察しました。

 砂川先生は、各班が撮影した実験結果の写真をロイロノート・スクールを使って送ります。自分の班の実験結果の様子だけでなく、他の班での結果も見て、共通して言えることを考えていきます。

 砂川先生は、実験をしたときの器具をそのまま準備室に保存しておいたものを持ってきました。前回の授業のときから、どのように変わっているのかも見られます。

 写真を見てみると、どの班の実験でも「れきと砂が坂の近くにある」「坂から遠いところには泥が積もっている」という意見が出てきました。砂川先生は実験結果の写真を画面配信して、ペンで文字を書き込みながら説明していきます。

 実験結果を写真あるいは動画で撮影しておくことで、実験と考察を1回の授業で行わなくても、実際の実験結果を見て考えることができます。実験の直後に考察をしなくても、写真や動画で残しておくことで、実験と考察の間を繋ぐことができると思います。
 また、自分のiPadで実験結果を撮影した写真を拡大して部分を注視している子もいました。自分の関心に従って、思い通りに観察することができるのも良いところだと思います。

 今回の授業では、挙手してもらった人に考察したことを発表してもらっていましたが、一人1台のiPadを使って全員に考えたことをロイロノート・スクールで書いて、提出してもらってもいいと思いました。
 実験結果の写真を自分なりに使って、そこに文章を書き加えるなど、考察したことを表現する手法もより幅広くできるかと思います。
 一人1台のiPadによって、理科の実験も変わりつつあることを感じました。

 No.8に続きます。
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(為田)