教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『アナログ&デジタル 先生のお仕事 365日』

 愛光中学・高等学校の松下直樹 先生から、教育あるある探検隊 編著『アナログ&デジタル 先生のお仕事 365日』を送っていただきました。松下先生は、この本の編著者のお一人です。さっそく読ませていただきました。

 忙しい学校の先生の仕事を、「1章 ほぼ毎日・毎週」「2章 ほぼ毎月・毎学期」「3章 ほぼ毎年・行事ごと」「4章 不定期」と頻度ごとに分けて、それぞれの仕事をアナログでどんな方法でしていたか、デジタル化するならどうするか、という2つのポイントに絞って紹介していきます。
 全部で60の仕事が、2ページずつまとまっているのですが、学校で直近にある仕事のページをまず探して読んでみて、できそうなものから導入していけばいいと思います。

 巻末に、「デジタル化のメリット一覧」というページがあります(p.138)。本のなかで紹介されていた仕事を、5つのメリットで整理をして表にまとめてあります。

本書で紹介した業務について、デジタル化するメリットを一覧にまとめて整理しました。業務を見直すとき、その業務の目的を話し合ってみましょう。デジタル化がよいのか、今までの方法がよいのかの判断材料になります。
(略)

効率…時間を短縮・手間を省略することができる
管理…クラウド上で一元管理することができる
共有…クラウド上で共有することができる
表現…表現手段を拡充・多様化することができる
環境…場所や時間の制約を越えることができる

 このページの参考文献として、『学校のデジタル化は何のため? 教育ICT利活用の目的9類型』(さくら社、2022)を挙げてくださっています。自分の書いた本が、こうして参考文献として先生方に使っていただけるのは本当にうれしいです。

 何のためにデジタル化するのか、その目的を明確にすることで、「ICTを使ってみてよかったかどうか」ということを評価することができるようになると思っています。『アナログ&デジタル 先生のお仕事 365日』に挙げられている仕事のすべてでなくても、自分に関連する仕事、苦労している仕事のページからでも、デジタル化する目的について考えてみるといいのではないかと思います。

 松下先生、本をお送りいただきましてありがとうございました。

(為田)