2018年12月11日に、京都教育大学附属桃山小学校を訪問しました。5時間目に、若松俊介先生が担任する6年1組の授業を見学させていただきました。
今回、「6-1 ビブリオバトル ~人を通して本を知る・本を通して人を知る~」という授業をしていました。
4人グループになって、一人1冊を発表(4分間)→質問ディスカッション(3分間)という形で実施していました。
みんなが持ってきている本はバラバラでしたが、思い入れのある本が多かったようで、非常に熱がこもったプレゼンになっていました。今回のビブリオバトルのタイトルにあるように、「人を通して本を知る・本を通して人を知る」ということにつながりそうだと感じました。
この後、投票を行います。投票するときに、紙に書くという方法をとっている学校も多いかと思いますが、今回はロイロノート・スクールで「読みたいと思った本の名前」と「読みたい理由」を書いてもらって、提出してもらっていました。
児童たちは、iPadのキーボードを使って、文章をどんどん入力していきます。タイピングは少し時間をかけて練習をすることで、スピードを上げることができ、タイピングをOKにすることで児童からのアウトプットの量を上げることができます。また、それを回収し共有するという点からも、デジタル(今回はロイロノート・スクール)を活用するメリットは大きいと感じます。
若松先生からは、以下のようなコメントをいただきました。
これまで、付せんや紙で投票等を行っていたが、長野先生の学級での子どもたちの姿を見て、ビブリオバトルでのロイロノート・スクールの活用を行った。アナログの良さ、デジタルの良さについて、日々学びながら追求中です。
この2年間は隣学級の長野先生から、シンキングツールの活用も含めて学んで実践に生かそうと考えています。情報活用能力は木村先生に、シンキングツールとロイロノートは長野先生に学んでいます。
こうして学校の中で先生方の間で学び合いが起きている状況は、絶対に子どもたちにとってもいい影響を与えていると思います。
ビブリオバトルで紹介する本について、クラスメイトからの感想はたくさん返ってくる方がモチベーションも上がるので、こうしたやり方は非常にいいなと感じました。
(為田)