2017年8月30日に、小金井市立前原小学校の校内研修に、松田孝校長先生からお招きいただいて、参加してきました。松田先生が最初に話をしてくださった今回の研修テーマは、「個性的、個別的な学び」でした。「個性的、個別的な学び」を実現するために、必要な情報やスキルなどについて考える一日となりました。
No.3では、学びの個別化を実現する3つのサービス「eboard」「やるKey」「Qubena」の説明会の様子をレポートします。この3つのサービスは、前原小学校で実際に児童たちに使ってもらうサービスであり、先生方がそれぞれの学年で実際に子どもたちが使ってみたらどうなるか、ということを考えて、具体的な質疑応答が行われていました。
eboard
1つめの教室では、eboardの中村さんがプレゼンテーションを行っていました。eboardでは、たくさんの授業動画を見ることができます。授業動画を見ることと学校の先生方がする授業とのミックスは、最初の講演で小松先生がお話しされていた、ブレンディッド・ラーニングに通じるものだと思います。
個性的、個別的な学びを実現するために、どのような問題があるか、どのようにすればそれを克服できるか、ということを丁寧にディスカッションしていました。
やるKey
2つめの教室では、算数のアダプティブ教材「やるKey」を岡田さんが紹介しました。参加している先生方に、実際に算数の問題を解いてもらい、どのように一人ひとりに違う問題が出題されるのかを、仕組みも踏まえて説明をしていました。
Qubena
3つめの教室では、Qubenaについて、木川さんが説明されていました。Qubenaは、世界初の人工知能型教材です。実際に先生方に問題を解いてもらうだけでなく、子どもたちが学んでいる様子が、先生側にどんなふうに見えるのか、というのを先生画面も見せて説明していました。
まとめ
どの教室も、それぞれのサービスの操作方法を単に学ぶのではなく、授業の中で「どう使うか」「どういう学びを作っていきたい」ということを、ディスカッションしていました。これは、校内研修の最初に松田先生が先生方におっしゃったことであり、実際に授業を担当されている先生方だからこそのコメントが教室でたくさん出ていたのが印象的でした。
No.4に続きます。
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(為田)