2019年8月24日に、仙台のNTTドコモ東北支社にて、近未来の学校教育体験セミナー「アダプティブ・ラーニングは算数/数学の教え方をどう変えるのか?」を開催します。
この「近未来の学校教育体験セミナー」は、会社の枠を超えて有志で、「これからの社会を支える子どもたちが学ぶ場である学校は、どんなふうに変わっていけるのかを体験していただけるようなセミナーを目指して、年に数回のペースで実施しています。今回は、算数/数学教育に絞って、EdTechが教え方をどんなふうに変えるのかを考えてみたいと思っています。
文部科学省の「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」のなかでも書かれている、「個別最適化」を実現するサービスを体験してもらいたいと思います。
一人ひとりに問題を出し分け、自動出題・自動採点するアダプティブ・ラーニングは、テクノロジーの発達によって大きく進化し、学校での導入が進んでいます。アダプティブ・ラーニングを謳ったサービスはいくつかありますが、それぞれに特長があります。
そこで、複数のアダプティブ・ラーニング教材を実際に利用していただくとともに、「どのような仕組みで問題を出し分けているのか」また「その仕組みで授業をどのように変えていくことができるのか」について、開発企業と参加者の皆さんで考えてみたいと思います。
今回、参加者の皆さんに体験していただくのは、「やるKey」、「Qubena」、「Libry」の3つのアダプティブ・ラーニングのサービスです。この3つのサービスは、それぞれに強みがあるサービスだと思います。
「やるKey」、「Qubena」、「Libry」は、このブログでも何度か取り上げていますので、興味がある方は、参考にレポートを読んでいただいてもいいかと思います。
凸版印刷の「やるKey」は、昨年度の経済産業省の「未来の教室」実証事業で、静岡県袋井市立三川小学校での授業実践を手伝っていましたので、そのときの公開授業レポートのまとめなど、お読みいただければと思います。子どもたちがどんなふうに算数を学んでいるのか、先生方がどんな工夫をされていたのか、などをお読みいただけると思います。
blog.ict-in-education.jp
COMPASSの「Qubena」は、5月に「Qubenaで授業がどう変わったか?」というセミナーに参加したレポートを書きましたので、こちらもどうぞ。Qubenaも昨年度の経済産業省の「未来の教室」実証事業のなかで、千代田区立麹町中学校での実践が、メディアなどでも広く取り上げられています。
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「Libry」は、2019年3月にそれまでの「ATLS(アトラス)」というサービス名から、Libryに変わりました。CEOの後藤さんとは、アダプティブに問題を出すときの出題ロジックについて、何度も何度もディスカッションをする機会があり、とても可能性のあるサービスだと思っています。後藤さんへのインタビューをまとめた記事を、旧サービス名の「ATLS」の部分を、「Libry」と変換しながらお読みいいただければと思います。
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当日のタイムテーブルは以下のようになっております。NTTドコモさんのタブレットで、それぞれのサービスを体験していただけます。特に「算数/数学」に絞って、それぞれのサービスを体験していただき、それに先生方の知見を合わせることによって、授業をより良いものとする機会になればと思っています。
■タイムテーブル(予定)
13:00-13:20
はじめに
13:20-14:00
模擬授業&仕組み説明(凸版印刷「やるKey」)
https://www.yarukey.jp/14:00-14:40
模擬授業&仕組み説明(COMPASS「Qubena」)
https://qubena.com/14:40-14:50
休憩
14:50-15:30
模擬授業&仕組み説明(Libry「Libry」)
https://libry.jp/15:30-16:30
リフレクション:
「アダプティブ・ラーニングは算数/数学の教え方をどう変えるのか?」
EdTechに興味のある方、算数/数学教育に興味のある方、ぜひ参加をご検討いただければと思います。チケットはPeatixからご購入いただければと思います。
(為田)