教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも:総務省「つくろう!守ろう!安心できる情報社会 DIGITAL POSITIVE ACTION」

 総務省が「つくろう!守ろう!安心できる情報社会 DIGITAL POSITIVE ACTION」というサイトを公開していることを知りました。
 インターネットやSNSにおける利用者のICTリテラシー向上を目指している、官民連携での意識啓発プロジェクトで、プラットフォーム事業者、通信事業者、IT関連企業、関連団体等が参画しているそうです。

 ページ左側にあるインデックスから「データで見るICTリテラシー」のところで見られる、インターネットやSNS利用者のICTリテラシーに関する認識や偽・誤情報の拡散傾向を調査した「ICTリテラシー実態調査」が授業で使えるのではないかと思います。

 サマリーとして以下の3つの項目が書かれていました。それぞれ、なかなか考えさせられます。

  • 過去に流通した偽・誤情報を見聞きした人に対して、その内容の真偽をどのように考えるか尋ねたところ、「正しい情報だと思う」、「おそらく正しい情報だと思う」と回答した人の割合は47.7%。
  • 偽・誤情報に接触した人のうち、25.5%の人が何らかの手段を用いて拡散した。
  • 87.8%がICTリテラシーを重要だと思っている一方、75.3%は、ICTリテラシー向上に向けた具体的な取組を行っていないと回答した。

 過去に流通した偽・誤情報を正しいと思ってしまう人が47.7%にものぼるということは驚きますが、テクノロジーの進化もあって偽・誤情報を確かめるのは本当に難しくなっていくのだろうなと思います。クリティカルに情報を立ち止まってみること、坂本旬先生・山脇岳志さん 編著の『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』のタイトルである「吟味思考」が大事になりますね。

blog.ict-in-education.jp

 ページ左側にあるインデックスから「ICTリテラシー向上に向けた取組(教材コンテンツなど)」をクリックすると、教材マップを見ることもできます。
 教材マップの縦軸は教材レベル(「初心者」「中級者」「上級者」)、横軸は対象世代(「小学生」「中学生」「高校生」「保護者」「成年」「シニア」「全世代」)となっています。
 マッピングされる教材は学ぶ内容(「デジタル技術を活用する」「仕組みやリスクを学ぶ」「安全に利用する」「SNS・スマホ機能を学ぶ」「自己能力を把握する」)によって色分けされています。
 マッピングされている○をクリックすると、教材へのリンクが表示されるようになっています。

 ICTリテラシーについての調査結果を見せたり、ICTリテラシーを学ぶための教材をマップから探したり、先生方には教材研究のツールになるかも知れないと思いました。

(為田)