2019年11月11日に、関西大学初等部を訪問し、授業を見学させていただきました。関西大学初等部は、一人1台のiPadを活用している学校で、Appleのビジョンを実践している教育機関として認定されている、Apple Distinguished Schoolです。
玄関から入ってすぐのところ職員室があり、ガラス張りでとても開放的です。先生方の机の上にはずらりとMacが並んでいます。さすが、Apple Distinguished Schoolという感じです。
堀先生に訊いてみると、「写真などのデータをAirDropで手軽に共有するのが便利」と言っていました。児童の活動の様子を撮影したり、児童の作品などを撮影したり、情報共有のためにいろいろと撮影したり、一人1台でiPadなどを持つようになると、iOSですべて共通になると非常に便利だと思います。
ICTの活用事例として、「写真の共有が便利になった」というのはちょっと地味で大きく取り上げられることはあまりないかもしれませんが、細々した作業量を少なくしてくれる効果はあるのではないかと思います。
今回見学させていただいた1年生のiPadは、学校のiPadを貸与されているものです。関西大学初等部では、iPadは3年生以上はBYODとなっています。
関西大学初等部では、思考スキルの習得に特化した「ミューズ学習」を通じて、思考スキルをアナログ・デジタル問わずに身につけていきます。堀先生とのミーティングのなかで、「いずれ教科横断とは言わなくなって、教科は融けて、一体になると思います」という言葉が出たのですが、まさにこうした感覚でiPadをはじめとするICTを活用していく授業が日々行われていくのだろうなと感じました。
(為田)