Twitterのタイムラインで流れてきた、The Guardianのサイト「Interactive European language map: how does everyone say cat?」がとてもおもしろかったです。タイトルにもあるように、「ヨーロッパの各国では、“猫”ってなんていうの?」というのがわかるサイトです。
www.theguardian.com
サイトにアクセスして、ページタイトルに書かれているとおり、「cat」とキーワードを入力すると、ヨーロッパの地図上の言語に翻訳されて表示されました。けっこう違っているのですね…。
どういう分かれ方をしているのかな、と思ってちょっと検索してみました。Wikipediaで「インド・ヨーロッパ語族」を検索してみて、ヨーロッパで話されている言語に関するところを抜き出してみました。
なるほど、この違いが明確にわかる単語があったら、見てみたいなと思いつつ、いろいろな言葉で探してみました。とはいえ、英語以外の言語で知っている語彙が少なすぎる…。とりあえず、サッカーが英語では「football」で、イタリア語では「カルチョ」で、けっこう違いそうだな、と思って調べてみました。イタリア語はイタリック語派。同じところには、ルーマニア語、ポルトガル語、スペイン語などが入っています。どれどれ…と見てみると、いずれも「football」に近い感じ…「calcio」、特殊すぎないか…
同じくヨーロッパサッカーの大会を見ているとよく聞く、「カンピオーネ」。たしか英語はchampionだったはず…と、こちらで検索してみました。お、これはけっこうおもしろい。ポーランドとスカンジナビア3国は全然違う感じですね。でも、スカンジナビア3国はゲルマン語派、ポーランドはバルト・スラブ語派ですね。うーん、そう簡単に見つかるものではないのですね。
Twitterでは、「library」でやってみているのも見ました。自分でもやってみました。こちらは、「library」のようにlからは始まる言語と、ビブリオバトルでおなじみ「biblio」で始まる言語が混ざっています。[biblio-]は「本、聖書」を意味する接頭辞なんですね。
うまく世界史や文化史などと絡めていろいろな言葉を見てみるとおもしろいのではないだろうか、と思いました。これも、ICTがあってこそ、いろんな言葉でどんどん試してみることができて、とても便利だと思いました。いろいろな単語を検索して調べていこうと思います。
(為田)