6月1日に、富谷町立明石台小学校を訪問し、5年生の3クラスでICTを活用した授業を見学させていただきました。その様子をレポートします。
家庭科
5年3組は、家庭科の授業にICTを活用していました。指導者用デジタル教科書を活用し、黒板には野菜の写真が提示され、「この野菜、知っていますか?」という先生からの問いかけに、挙手をして答えていきます。
指導者用デジタル教科書が前にあることで、これまでならば印刷をして写真を配布したり、写真を大きく印刷してマグネットなどで黒板に貼ったり、という準備をせずに、見せることができるようになっています。リアルな写真を使って発問ができること、目線を前にとどめておけること、こうした点は提示教材としての指導者用デジタル教科書のいいところだと思います。
また、児童が答えた後で、マウスでクリックするだけで正解が表示されるのもいいと思いました。こうしたインタラクティブ性で、授業にリズムが生まれるように思います。
児童の手元にある教科書も、十分カラフルで見やすく作られているのですが、それとは別に指導者用デジタル教科書で大きく提示して見せるのもいいな、と思いました。
この他にも、包丁の使い方や具材の炒め方など、教科書の情報だけではわかりにくいものを動画などで見せられるといいと思いました。文字に書かれている以上に、視覚的に実際に包丁を使っているところや具材を炒めているところなどは、さまざまな情報を児童に伝えてくれると思います。このあたりは、料理の基本の動画 - クックパッド料理動画の「料理の基本」を使って見せる事もできるかもしれないと思いました。
また、一人1台iPadをもつことで、調理実習などでもグループメンバーの間で調理の過程を録画して、みんなで見て評価し合うということもできるかと思います。家庭科などの実技教科でのiPadの使い方は、まだまだいろいろな可能性がありそうだな、と感じています。
No.2に続きます。
blog.ict-in-education.jp
(為田)