Facebookで友人が紹介していた、Colorless Green Ideas「Excelのダメなグラフでウソをつく法」が非常におもしろかったです。1つの題材を使って、Excelのグラフでどう描くかによって、印象がどう変わるか、というのを説明してくれています。
特に、グラフがアニメーションでだんだん変わっていくところは、とてもわかりやすいです。グラフの見た目って怖いですね…。
id.fnshr.info
情報科のExcel操作の回でこうした題材を使って、グラフでウソをつく方法をみんなで考え合い、メディアリテラシーを鍛える、という授業ができそうだな、と思いました。
統計やグラフなどは、どのように見せるかによって、印象を操作することができます。悪意をもった操作に引っかからない人が増えていけば、こうした操作は減らすための最も近い道かな、と思います。
統計のウソについては、元エントリーでも紹介されていますが、『統計でウソをつく法』がおもしろかったです。

統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
- 作者: ダレル・ハフ,高木秀玄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1968/07/24
- メディア: 新書
- 購入: 9人 クリック: 153回
- この商品を含むブログ (124件) を見る
また、社会調査についてのからくりを説明してくれる、『「社会調査」のウソ』もおもしろかったです。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
- 作者: 谷岡一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/06
- メディア: 新書
- 購入: 47人 クリック: 513回
- この商品を含むブログ (216件) を見る
こうしたウソに引っかからないために、ある程度自分でデータをいじれる/一次情報にあたれる、というのは、情報処理能力の中でも大切なスキルになっていくと思っています。
(為田)