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宮城教育大学附属小学校 授業レポート No.2(2026年2月12日・13日)

 2026年2月12日と13日に宮城教育大学附属小学校を訪問して6年生の4クラスで行った「プレゼンテーションのコツ」を学ぶ授業は、6学年の先生方が計画して僕をゲストティーチャーとして僕を呼んでくださいました。僕が行った授業の翌週の授業のときに、子どもたちが書いたふりかえりを、担当の新田佳忠先生が送ってくれました。いくつかのポイントに分けて、子どもたちのコメントを紹介していきたいと思います。

「プレゼンテーション・パターン」が語彙として子どもたちのなかに残る

 株式会社クリエイティブシフトが開発した「プレゼンテーション・パターン」を教材化した「プレゼンテーションのコツ」を学ぶこの授業を受けた後、子どもたちが「メインメッセージ」「図のチカラ」などパターンの名前をそのままふりかえりの文章の中でたくさん使っています。こうして子どもたちのなかに語彙として「プレゼンテーションのコツ」が残ることで、これからプレゼンテーションを行うときに、自分だけでもこれらの「プレゼンテーションのコツ」を思い出して、プレゼンテーションづくりに活用できると思います。

  • 私は、為田さんのプレゼンテーションパターンを学んで「いずみ」だけでなく、他の授業にも活用できそうだなと思いました。もちろんいずみでも、SDGsの目標についてプレゼンテーションをもっとわかりやすくできるし、これからの学習(国語、算数、理科、社会など)も活用できて嬉しいです!また、自分のスライドを見てみて、為田さんが来てくださった前と、来た後で結構スライドがわかりやすく変わりました。例えば、メインメッセージを的確に書いて、伝えたいことを的確にすることや、図のちからを使ってもっとわかりやすくスライドを作ったりしてみました。それ以外のポイントもちゃんと見て使いたいものを使って以前よりもスライドが良くなりました!今回は附属小学校に来てくれて本当にありがとうございました。
  • 為田さんの授業を受ける前は、正直どんなことをすれば「印象に残るプレゼン」ができるかあまり詳しくわかっていませんでした。ですが、「プレゼンのときに注意すべき点」が書いてあるカードを見たり、実際に為田さんのプレゼンを見たりして、「印象に残るプレゼン」をするためには、「ひとりひとりに伝えること」や「魅力的に表すことができる言葉を探すこと」、「情報を整理すること」、「図を効果的に使うこと」「伝えたいことを1つに定める」、「メリハリをつけること」などのことが大切になってくることが分かりました。
    自分のプレゼンの仕方やスライドを見直してみると、情報量がすごく多くて見づらいところがあったり、一番伝えたいことがわからなくなっていたり、同じ人ばかりに話していたりするところがあることが分かりました。
    次の発表では、特に「伝えたいことを1つに定める」ことと「情報を整理する」こと、「ひとりひとりに伝えること」を意識して頑張りたいです。
    為田さんの授業は、自分のプレゼンを深く考えることができる、すごく面白い授業でした。ありがとうございました!
  • 私はもともと、人前で喋るのが好きだったのですが、喋りすぎてしまったり、時に伝えたいことが聴衆にうまく伝わらなかったりして、どうしたら良いものか、困っていました。
    しかし、為田さんの授業を受けたことによって、その困りの根源の多くは解決されました。授業の中で最も印象に残ったことは、「言葉探し」です。実際に発表に使おうと思っていた原稿やプレゼンテーションの中には、聴衆に言葉の意味が伝わりにくい言葉もあったと気付かされ、改めて「より聞き手の心の届く言葉・表現にするためにはどうしたら良いのか?」と考える機会になりました。
    また、図を利用してデータを可視化したスライドを作るということも、私にとって大きな学びになりました。授業を受ける前は、文字だらけの(1ページに200文字くらい)スライドをそのままにして、満足していました。しかし、適切な情報量のスライドを見せながら、詳しいことは口頭で喋るということが、わかりやすいプレゼンテーションのためには重要だと分かったので、本番を迎える前にスライドを作り直すことができました。
    私に大切な学びを与えていただき、本当にありがとうございました。
  • プレゼンテーションの授業を受けて、メインメッセージについてと言葉探しについて気付かされました。
    まず、メインメッセージについてです。私は自分が調べたいものについて関係あるものはすべてしらべるという内容のプレゼンテーションをしていましたが、調べたいものはなぜ調べたいのか・何を伝えたいのかを決めてゴールのメインメッセージを決めることで、聞き手もゴールがわかりやすく、はっきりと伝えられると思ったからです。
    次に、言葉探しです。自分が思っているように鋭く相手に伝わるだろうと思って選んだ言葉や、AIやサイトが使っている言葉をそのまま写してしまうことがありますが、人によっては軽く聞こえてしまって伝えたいことが伝わらないということがわかりました。
    今回の為田さんの授業を受けて、メインメッセージを決め、説明のスライドを減らす工夫をしました。これ以外にもメリハリや情報量についても学んだので少しずつ、すべてを活かしてわかりやすい・伝わるプレゼンテーションをしたいです。
  • 本当に良い学びになりました。小学校生活でたくさんスライドなどを使ってプレゼンをすることが多かった中で、どのようにしたらうまく伝わるのかや、図などの使い方について少し悩んでいることもあったので本当に良かったです。1つ1つカードでわかりやすく教えてくださって、とても参考になりました。プレゼンで伝えたいこと「メインメッセージ」が一番大切だと言うのはわかってはいたけれど、そこまで意識はしていなかったので、この授業を通して「メインメッセージ」というものの大切さやそれ以外にも大切なことがたくさんあるということがとても学びになりました。今ちょうど聞きたかった話しだったので本当に良い機会だったなと感じました。わざわざ附属小まで来てくださった為田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。中学校、高校、そして社会に出るときにこの話を思い出して活かして行きたいです。

プレゼンテーションをどう良くすればいいかがわかった

 「プレゼンテーションのコツ」の授業を受けて、プレゼンテーションをどう良くしたらいいのかがわかった、ということを書いている子も多かったです。

  • 前回は為田さんにプレゼンはどう書くのかという根本的なところを教えてもらいました。プレゼンは相手に何をもたらしたいのか何を伝えるのかを分かりやすくすることが大切だと気が付きました。プレゼンを作ってきて、これまで私はこんな事をしたら良いよ、こうするともっと良くなるよという事を乗せて、理解して、自分が分かるためだけにプレゼンを作っていました。でも、相手に何を伝えたいのかという事を為田さんから聞いた時、そうだった!!と思い出したのです。昔、「ばななの魅力を100文字で伝えてください」という本を読んでいて、相手の事を考えどうやったら伝わるのかそういう事が書かれた本を読んだ事がありました。プレゼンも相手に伝える事は変わらない。もっと自分のプレゼンを見直して、良いものにしていきたいです。今回は本当に為田さんだけに為になりました。ありがとうございます。
  • 私は、為田さんのプレゼンテーション講座で、プレゼンテーションが、少しだけ得意になった気がしました。私は、いつもプレゼンテーションとなると、文字の羅列になってしまって、友達に見にくいね!と苦笑いされることが多かったので、為田さんのおかげで私のだめだったこともよくわかったので、良かったです。本当に勉強になりました。本当にありがとうございました。発表頑張ります。
  • 相手に伝えるためにすることはセンスとかなのかなと思っていたんですけど技術が入る事でまた変わっていくんだなとわかりました。でも、調べたことが微妙な量のものばっかりでちゃんと調べる事も大切にしていきたいです。
  • 来ていただきありがとうございました。私は、プレゼンテーションで相手に飽きられたら終わりだと思っていました。ですがあまりプレゼンテーションに詳しいわけではなく困っていましたが為田サンが来てくれたおかげで、何を大事にすることが重要なのかも知ることができました。学んだことをいかしていずみを頑張っていきます。来てくださりありがとうございました。
  • 今日は横浜から来てくださり、ありがとうございました。今までプレゼンに対してあまり興味がなかったり、工夫なんてすることがないと思っていたのですが、様々な視点から様々な工夫ができ、とても分かりやすいプレゼンになるので今日学習したことを今後、人生に活かしていきたいです。
  • 今回の為田さんのお話は、プレゼンテーションを作成するときに気をつけることや工夫したほうが良いポイントなどを詳しく知ることができて、学校の授業ではプレゼンテーションを作成することがたくさんあるし、将来にも活かせるのでとても参考になりました。私自身も正直あまりプレゼンテーションの作成で何を工夫すればいいのかわからずに作っていたので今回知れて良かったなと思っています。ありがとうございました。
  • お忙しい中きてくれてありがとうございました。為田さんが言ってくれたことはとても活用しがいがあるものなので、活用してみようと思います。私はただ調べてその人がわかりやすいようにしているだけだったので、それだけでなく、今自分が伝えたいことを決めて、それを中心に進めていきたいです。
  • 今まで、調査した内容をそのままプレゼンテーションに入れていたため、情報量が多くなったりしていて、自分ではできていた気になっていたけど、あんまり伝わってなさそうなときもあったため、今回の授業を通して自分のプレゼンテーションを変えることができました。できるだけ文字は使わずに、何かの資料1枚と内容を話すことで、シンプルかつわかりやすいようになるのかなと思い、早速いずみのスライドを改良してみました。うまくできているかはわからないけど、今までのスライドに比べれば劇的に伝わりやすくなったのかなと思いました。プレゼンテーションは大人になってからも、日常でも使うことがあるため、今回教わったプレゼンテーションのコツを忘れずにプレゼンテーションを作り、相手に納得してもらったり、相手の心を動かしたりしていきたいです。今回の授業は将来的にみてもとても貴重で大切な授業でした。本当にありがとうございました。
  • スライドでの発表は、ずっと苦手なことの一つでした。確かに、人前で話すのが苦手ということもあるのですが、まず私のスライドは、友達よりも分かりにくい気がすると思い混んでしまい、ずっと発表は苦手でした。しかし、為田さんの話を聞き、自分のスライドを改善したことで、自信が持てました。スライド発表が上手な人から聞いたやり方で作ったんだから、大丈夫だ。と思えるようになりました。これまでずっと苦手で克服できなかった、スライド発表を克服させていただきありがとうございました。為田さんから教わったことをこれからの授業で活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
  • 今回は、為田さんのおかげで、何かがおかしかった自分のプレゼンテーションを直すことができました。今まで自分は、SDGsの目標をコピー&ペーストして、自分が言いたいことを口で言っていたので、正直何が言いたいかわかりませんでした。ですが、文章が多くて、適切な文章量ではないことと、長々と言っているだけで一番言いたいことがはっきりしていない、そもそも喋り方が、何を言っているのか分からないという問題点が発覚し、それをもとに自分の発表を見直すことができました。現時点で、情報量、文章のわかりやすさを改善することができました。

 プレゼンテーションをどうすれば良くできるのかを「プレゼンテーションのコツ」として学んだことで、子どもたちは自分のプレゼンテーションを自分でチェックできるようになると思います。自分が伝えたいと思ったことが、きちんと相手に伝わるようにするために、「プレゼンテーションのコツ」を使っていってほしいと思います。

プレゼンテーションはこれからもずっと役に立つ

 小学校での授業だけでなく、プレゼンテーションをする力はその後の学習や生活でもずっと役に立つ、ということを書いてくれている子も多かったです。

  • 今回の為田さんにプレゼンテーションのコツを教わって、しっかりと理解することができました。今回教わったことは、しっかりと今回のプレゼンテーションに生かしていきたいと思います。また、中学校でもこのような機会があると思うので、今回教わったことを思い出してスライドを作ります。今回は良い経験をくださりありがとうございました。
  • 今回の講習会は面白かったししっかり学べたので人生でずっと使える知識を短時間で学べたので為田さんはすごいなと感じました。
  • とても参考になる内容でした。今後一生使える内容だったので、とてもありがたかったです。例として使っていただき嬉しかったです

 今回の授業では、「大人数の前でする発表だけがプレゼンテーションではない」「プレゼンテーションには、人数は関係ありません。サッカーチームのメンバーにするのもプレゼンテーションですよ」と言って、いろんな場所でプレゼンテーションをするのだ、ということを伝えてきました。あるクラスでは、「僕、お小遣いの交渉をしてるところなんですけど、あれもプレゼンですよね!」と言ってくれた子もいました。
 「授業でする発表」というよりも、もっと広い範囲でプレゼンテーションを捉えて、人に伝えることの楽しさを感じてほしいなと思いました。

先生からいただいたコメント

 新田先生は、子どもたちだけでなく先生からのコメントも送ってくださいました。

  • 「メインメッセージ」等の自分軸での意識、「プレゼント」等の相手軸での意識、それぞれのポイントが言語化されていて覚えやすく今後に繋がりやすい内容でした。子供たちも楽しんでいましたし、大変学びの深いものになりました。ありがとうございました。
  • 今回は貴重な授業をありがとうございました。
    現在子供たちは総合的な学習の時間で調査したSDGsの発表に向け、まとめの活動に取り組んでいます。一度クラス内で発表をしたのですが、資料を読むだけの児童や調査した内容をそのまますべて盛り込んでいるために内容のまとまりがない児童も多く見られました。
    「メインメッセージ」の重要性、スライドの「適切な情報量」、「一人一人に伝える」話し方など、デモンストレーションを通して考えさせていただいたおかげで、子供たちはそれぞれのポイントの重要性を実感を伴いながら理解することができました。
    授業後は、メインメッセージを意識しながら発表のストーリーを見直したり、特に伝えたい部分に絞って写真やグラフで具体例を追加しようとしたりする子供の姿が見られました。ポイントをカードに分けて紹介していただいたことで、「自分は特にこれを頑張る!」ということを意識化できたのだと思います。
    私自身も子供たちにアドバイスする際の具体的な視点を学ぶことができ、大変勉強になりました。お忙しい中、子供たちのためにお時間をいただき、本当にありがとうございました。

 「プレゼンテーションのコツ」は、先生も子どもたちと同じように使えるといいと思っています。プレゼンテーションを指導するときに、「このプレゼンテーションの“メインメッセージ”は何なの?」「これ、“適切な情報量”かな?」「“図のチカラ”を使ってみたらどうなるかな?」というふうに、「プレゼンテーションのコツ」のカードを示しながら子どもたちをサポートすることができるからです。

 1回のゲストティーチャーの授業でいきなりプレゼンテーションが上手になるということではないので、先生が継続的にこうして声をかけていくことが、何より子どもたちのプレゼンテーションの力を伸ばしていくと思います。

 今回の「プレゼンテーションのコツ」の授業が、宮城教育大学附属小学校の子どもたちのプレゼンテーションの力を伸ばす機会に繋がればいいなと思っています。

(為田)