2018年の仕事始めは、佐賀県伊万里市立伊万里小学校にて開催された、第2回 伊万里市ICT研究委員会研修会の講師でした。
プログラムとしては、以下の通りでした。
このなかで、最後の「これからのICT教育の方向性」について、講師を務めさせていただきました。伊万里市の小学校に配備されているICT機器に限定せず、現状、ICT機器を上手に活用できている全国各地の学校の事例を紹介しました。
その後で、上手にICTの活用が進んでいる学校は、どのような効果を狙ってICTを導入するかを明確にしているということについて話をしました。
昨年も、埼玉県戸田市をはじめ、10校ほどの学校の校内研修にて、この話をさせていただきました。ICTは、「先生の教え方を変える」だけでなく、「児童生徒の学び方を変える」ものです。ICTを授業に導入することによって、どのような目的を達成したいのか(どのような問題を解決したいのか)、ということについて、先生方に向けた問題提起になればと考えています。
最後に、算数の授業をICTでサポートする事例として、凸版印刷の算数アダプティブ学習サービス「やるKey」の開発コンセプトを説明しました。その後で、先生方に伊万里小学校のタブレット端末を使って、体験もしてもらいました。
実際にシステムなどを体験してもらうことで、先生方は「あ、自分のクラスだったらどうだろうか?」「これだったら、単元のしあげのところで使えるかも…」「朝学習の時間に少しやってみようか…」というふうに、自分の担当されているクラスにあてはめて考えていただけると思います。どう使うかは、学校やクラスによって最適な形は違います。それぞれの学校にあった形でのICTの活用を進めるお手伝いができればと思っています。
(為田)