教育ICTリサーチ ブログ

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NHK NEWS WEB「先生はAIロボット 英語の授業で試験的実施へ 文科省」(2018年8月19日)

 2018年8月19日に、NHK NEWS WEBにて「先生はAIロボット 英語の授業で試験的実施へ 文科省」という記事が出ました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180819/k10011581781000.htmlwww3.nhk.or.jp

 2020年に本格的に始まる新しい学習指導要領で、英語が教科化され、話す力と書く力の育成に注力することとしています。そうした事情を背景とし、ロボット「など」を活用した授業を試験的に全国で実施することとなったそうです。

AIを搭載したロボットを活用した授業

このため、文部科学省は、来年度からAIを搭載した英語を話すロボットなどを活用した授業を始めることを決めました。すでに、こうしたロボットは、子どもたちが楽しみながら正しい発音や会話を学べるとして、一部の学校が授業に取り入れています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180819/k10011581781000.html

 AIを搭載したロボットについては、これまでに本ブログでも何度かレポートをしています。

blog.ict-in-education.jp

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タブレットを活用した授業

 「AI」と「ロボット」と、見出しとしてはとても目立つようになっていますが、記事中には、タブレット端末を使ってアプリを学ぶことや、ネットを通じて外国人講師と会話することなども行うことが書かれています。
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このほか、タブレット端末に英語を学ぶアプリを導入したり、子どもたちがインターネットを使って外国人講師と会話したりする授業なども行うということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180819/k10011581781000.html

 アプリ「English Central」を利用して発音などを一人ひとりが自分に合わせて学習できる授業についてもレポートをしています。
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 また、タブレットでの音声認識機能を使って、発話の練習をする授業についてもレポートをしています。
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まとめ

 AIを搭載したロボットだと、1人1台ロボットを並べて練習をするというのはなかなか整備費用がかかりそうなので、それよりはタブレット端末にアプリをインストールして、児童生徒の状況に合わせて練習ができるようになればいいと思っています。
 その過程でALTと話す時間があったり、クラスメイトとロールプレイをしたり、先生によるファシリテーションがある、という形で学びの個別化が進めばいいと考えています。

 AIを搭載するロボットだけでなく、アプリも加えて、より多くの英語を学ぶ方法が選べるようになればいいと思います。

(為田)