2025年3月6日に戸田市立芦原小学校を訪問し、若林広泰 先生が担当する1年3組の生活の授業「もうすぐ2ねんせい」を参観させていただきました。子どもたちはグループに分かれて、新1年生に見てもらう動画を作っていました。
教室の電子黒板には、「しん1ねんせいがワクワクする、あんしんするどうがをつくろう」と書かれていました。「ワクワクする」「あんしんする」動画を作るために、「えがお」「大きな声」「やさしいこえ」「はきはき」「ワクワク」「ゆっくり」などのキーワードが「作戦」として書かれていました。
「新1年生に」「ワクワクしてもらう・安心してもらう」ために、「作戦」を使うというのが動画撮影の対象と目的がはっきりしていてとてもいいなと思いました。

子どもたちはグループごとに教室のあちこちで動画撮影をしていました。グループで1台のChromebookでロイロノート・スクールを起動して、動画撮影をします。
Chromebookのカメラの前に立ってただ話すだけではなく、伝えたいことを画用紙に字で書いたり、絵で描いたりして、電子黒板に書かれていた、「えがお」「大きな声」「やさしいこえ」「はきはき」「ゆっくり」という作戦を使って、芦原小学校の先生の話や、校庭の話など、新1年生に知ってほしいことを伝えようとしていました。
また、キャラクターのペープサートを作って人形劇をしているグループもありました。少ない人数でキャラクターを演じ分ける工夫もすごく良かったと思います。若林先生は「ペープサートで劇を作ったグループは、どんどん登場人物が増えてきてしまって、グループのメンバーだけではペープサートをもてなくなってしまって、泣く泣く諦めて減らしてたりもしたんですよ」と言っていました。
Chromebookを使って動画を撮影することで、すべてがデジタルで完結してしまうわけではなく、アナログとデジタルの両方を行き来しながら子どもたちが動画を作っている様子が印象的でした。

子どもたちのロイロノート・スクールの画面を見ると、撮影した動画のカードが何枚も並んでいました。撮影した動画をみんなで見直して、修正点があるか話し合って、もう一度撮影して…というのをくりかえしていることがわかります。こうした何回も撮影が気軽にできるのは、一人1台のChromebookがあるからこそです。新1年生のために、こうして何度も撮影している優しさがいいなと思います。

全部のグループが撮影した動画をロイロノート・スクールで提出できたところで、若林先生は「これからみんなで見ましょう」と言います。こうしてみんなで見るのはとてもいいと思います。

他のグループが作った動画を見終わったら、若林先生が「どうだった?」と子どもたちに質問すると、「よかった!」「絵が全部つながってた!」「上手だった!」「言葉がはっきりしてた!」「ずっと笑顔だった!」と子どもたちから感想が返ってきました。
一生懸命作った動画を、お互いに見合って、良かったところを褒めてもらえるのは、次の動画を作るモチベーションになると思います。もちろん、動画制作以外にも、作文でもプレゼンテーションでもプログラミングでも同じことが言えると思います。こうした場をもてることが、学校でみんなで活動をするからこその良さだと思います。

(為田)