ITmedia NEWSで「「手書き vs. タイピング」 どちらでノートを取った方が成績が良くなる? 学生3000人以上を分析」という記事を読みました。この「手書き vs. タイピング」については、教員研修の最後の質疑応答でよく出る質問です。
「手書き vs. タイピング」の結果について、記事では以下のようにまとめられていました。
この研究では21本の論文に含まれる24の実験研究を分析し、合計3005人の大学生のデータを検討した。結果、手書きでノートを取り復習した学生は、タイピングでノートを取った学生よりも高い学業成績を収めることが明らかになった。統計的に有意であり、一貫した効果が認められた。
注目したいのは、ノートの量に関してはタイピングの方が有利だという点だ。タイピングで取ったノートは手書きに比べて記録される単語数や情報量が多いにもかかわらず、最終的な学習成果では手書きが勝るのだ。
この結果を研究者たちが説明した3つの観点が、研修のときに先生方に共有して情報交換をしたいなと思いました。
- 手書きノートは講義内容を自分の言葉で言い換えながら記録する傾向があり、これがより深い情報処理につながる。一方、タイピングでは講師の言葉をそのまま打ち込みがちで内容の理解が浅くなる。
- 手書きノートには図表やイラストが多く含まれる傾向がある。ある研究ではタイピング組が講義中の図を一つも記録しなかったのに対し、手書き組は複数の図を書き写していた。
- タイピングで記録される情報量が多いとはいえ、テストに出題される重要な内容の記録量は両者で差がないことが分かっている。
大学生対象なので、小学校~高校での「手書き vs. タイピング」とはちょっと違うかな、と思いながら読みました。手書きノートであっても、先生の言葉をそのまま書きがち、というのはありそうな気がする。手書きだと図を書き写す学生が多い、というのも、使うツールによってはいろんなことができるし、小学生でも手書きメモとタイピングを組み合わせてノートをとっている子もいるしな…と思って読みました。
このあたり、先生方と話してみたいなー、と思いました。
原典についてもリンクがあったので、ちょっと読んでみようと思います。
(為田)