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宮城教育大学附属小学校 授業レポート No.3(2025年10月17日)

 2025年10月17日に宮城教育大学附属小学校を訪問し、赤坂勇樹 先生が担当する3年4組の情報科の授業を参観させていただきました。この日の授業のテーマは「ピクセルアート」でした。赤坂先生は生成AIを活用して自作したプログラムを使って、8マス×8マスのキャンバスで1マスずつ「0」か「1」を入力して絵を描くピクセルアートを紹介します。

 子どもたちは自分のChromebookで8マス×8マスのキャンバスを開いて、赤坂先生が上から1行ずつ順番に、それぞれのマスが「0」か「1」かを伝えていきます。子どもたちは1マスずつ「0」か「1」を入力していきます。「1」が入ったマスは色が塗られて、たくさんのマスが集合して絵が完成します。赤坂先生から「0」か「1」のどちらが言われるのか、子どもたちは集中して聴いていました。
 少しずつ色が塗られたマスが増えていき、だんだん絵が現れてくるのが子どもたちにとっては楽しい活動です。デジタルの画像は「0」と「1」を使って表されている、というデータ処理の最も基礎的な部分を楽しみながら学べる活動だと感じました。

 最初は赤坂先生の言う通りにマスを塗っていくのですが、だんだん自分のChromebookで自由に色を塗り分けて、自分のピクセルアートを作っていくようになります。マスの数も16マス×16マスに増やすことで、ピクセル数を増やすと画像がなめらかになることを子どもたちが理解できるようにしていました。

 授業の最後に子どもたちが書いたふりかえりでは、「ピクセルが多いほどなめらかになるのがわかった」「マスの数をもっと増やしてみたいです」「今度ピクセルを使ってゲームをつくってみたいです」などと書かれていました。
 50マス×50マスのピクセルアートを画面に表示している子もいました。また、「マリオ ドット」というキーワードで検索して、自分の好きなゲームのキャラクターもピクセルを使って描かれているということを確認していた子もいました。こうして、どんどん自分で発展的に学んでいける環境があるのが素晴らしいと思います。

 自分たちでピクセルアートを書いてみることで、デジタルでの描画がどのような仕組みになっているのかを子どもたちが実感することができる楽しい授業でした。

 No.4に続きます。

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(為田)