2026年3月22日に成蹊小学校にて、「デジタル教科書の特性を生かした新たな社会科の授業開発 成果報告シンポジウム」が開催されます。千葉大学・広島大学・愛媛大学・お茶の水女子大学と帝国書院が産学連携して、2025年10月から中学校社会科の教科特性に応じた一人一台端末とデジタル教科書・教材の活用に関する実証研究をしています。
今回の成果報告会では、初年度の成果報告として、地理・歴史・公民の各分野でのデジタル教科書ならではの機能やコンテンツを活用した "新しい社会科の授業開発"が提案されます。

当日の登壇者は以下のようになっています。地理・歴史・公民の各分野での授業実践報告と、研究者の先生方による指導助言を聴くことができるので、デジタル教科書の特性を生かした授業づくりのヒントを得られるのではないかと思います。
- 【地理的分野】
- 授業者:渡邊 智紀(お茶の水女子大学附属中学校教諭)
- 指導助言:阪上弘彬 先生 (千葉大学准教授)
- 【歴史的分野】
- 授業者:久賀 隆之・原田 歩(広島大学附属中学校・高等学校教諭)
- 指導助言: 池尻良平 先生 (広島大学准教授)
- 【公民的分野】
- 授業者:高橋 祐貴(愛媛大学教育学部附属中学校教諭)
- 指導助言: 井上昌善 先生(愛媛大学准教授)
- 【学習ログの分析】
- 池尻良平 先生 (広島大学准教授)
- 【指導講評】
- 川﨑誠司 先生 (東京学芸大学教授)
共同研究を進めている帝国書院 ICT開発推進室の二宮康さんに、この成果報告シンポジウムの見どころを伺ってみました。
デジタル教科書の開発担当になり15年経ちましたが、ようやく2030年の次期学習指導要領からは学習者用デジタル教科書が当たり前のように使われる時代がやってきます!
待ちに待ったスタートラインなのですが、如何せん、社会科では国語や数学、英語のような"学習者用デジタル教科書を効果的に活用した授業実践"の蓄積が絶対的に不足しているという課題があります。私自身、その課題を解消しない限り、学校現場ファーストの紙とデジタルを融合させた魅力的なハイブリッド教科書を企画構想することはできないと考えており、学校現場とタッグを組んだ"新たな社会科の授業開発"ができないか模索していました。
そんな中、ご縁があり、同じ課題意識をもった若手の大学研究者や授業者の先生方と意気投合し、デジタル教科書共同実証研究チームとして"社会科の新たな授業開発"を目指す実証研究を開始することになりました。
今回のシンポジウムでは地理・歴史・公民の各分野で、従前までの教科書内容の良さを活かしつつ、デジタル教科書を全面に出した単元構想と授業開発にチャレンジしています。オリジナリティ溢れる授業提案になっていると思います!【地理的分野】
社会科シンキングツール"まとめも"を使って地誌単元を地図でまとめます!【歴史的分野】
学習要素連携”学びコネクト”や”タイムトラベル”を使って各時代のつながりを考察します!【公民的分野】
パン屋さん経営シミュレーション"ぱんSim"を使って経済単元を主体的にまとめます!加えて、今後、注目が集まる「学習ログデータの利活用」についても社会科に特化した形でご提案する予定です。是非、社会科の"新たな授業開発の挑戦"を現場で体感してください!
帝国書院のデジタル教科書は、僕自身すごく好きで、授業で使っている様子をレポートしたこともありますし、先生方向けにデジタル地図帳を活用する体験&授業づくりワークショップを開催したこともあります。
今回の成果報告シンポジウムでは、歴史と公民での実践授業も見ることができるので、とても楽しみです。
申込みと詳細は、Peatixページからどうぞ。
(為田)