教育ICTリサーチ ブログ

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慶應義塾大学SFCの入試で「情報」が選択可能に

 慶應義塾大学SFC 総合政策学部環境情報学部の入試が変わるそうです。「情報」を選択できるようになります。これで、教科情報のあり方は変わるでしょうか。
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 以前からアナウンスはしてあって、どんな入試になるのかを注目しています。僕はSFC5期生ですが、1994年入学の時点で、情報処理は1年生から必修でしたし、1年生の最後にはミニプロジェクトと言ってC言語で何らかのプログラムをグループで作って動かしてプレゼン、というのが組み込まれていました。
 自然言語(外国語)と人工言語プログラミング言語)を両方やれなければダメだ、と当時から言っていましたので、こうした入試は賛成です。
toyokeizai.net

 SFCのサイトへアクセスすると、内容についても見ることができます。
www.sfc.keio.ac.jp
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 知らなかったのですが、一般入試「情報」参考試験も行なっているのです。問題も公開されていますし、実施結果についても見ることができます。
 第1回と第2回の問題が公開されていて、見ることができますが、思いの外、「座学」っぽい。SFCの求めている「情報」ってこういうものなのか?と思ってしまいます。もっと、問題解決に情報を(というかITを)使えるかどうかを測りたいのだと思っていました。
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 まあ、そうした面はAO入試の方でとるからいい、ということかも知れませんが。このチャレンジが、どんな受験生を集め、どんなSFCを作るのか、非常に楽しみです。まずは初めて、だんだん変わっていくのかもしれませんね。

 ちなみに、僕はSFCに英語と小論文の一般入試で入学しましたが、いまもし受験するなら、小論文はノートPCで書かせてほしいと思うだろうなあ(やはり推敲具合が全然違います。手書きでは間に合わないですから…)

(為田)