弊社フューチャーインスティテュートは淑徳小学校放課後クラブ「淑徳アルファ」内で、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を実施しています。
2年生のクラスで、さくら社の算数ICT教材「さくらmathはじめます!」を使って勉強してみて、自由進度学習を体験する授業を2回にわたって行いました。「さくらmathはじめます!」は、算数のしくみを図や動きで見せながら、問題に取り組んだり解説を読んだりできるようになっています。ヒントボタンや読み上げ機能などもあって、子どもたち一人ひとりが自分にあった学習について考えるきっかけになるのではないかと思って、授業で取り上げてみました。
ネコの写真やイラストがたくさん出てきて子どもたちの学習を応援してくれるのも、子どもたちにとってはよかったようでした。
「さくらmathはじめます!」にログインしてもらって、1回目の授業では「自分の好きな単元・得意な単元」、2回目の授業では逆に「自分のあまり好きじゃない単元・苦手な単元」を選んでやってもらいました。


問題を解くだけでなくて、そこにペンで数字や図などを書き込むこともできます。問題を解いた感想などをイラストで描いている子もいました。

「さくらmathはじめます!」に取り組んだ後、授業の終盤では、スクールタクトで「ドリル、やってみてどうでしたか?」というワークシートを配布しました。シンキングツールの「PMI」を使って、「さくらmathはじめます!」の「P(Plus):いいところ」「M(Minus):だめなところ」「I(Interesting):おもしろいところ」を記入してもらいました。

「いいところもだめなところも、自分が思ったことを真剣に書いてほしいと思います。さくらmathを作った人たちにも読んでもらおうと思っています」と伝えました。以下、子どもたちが書いてくれた内容の抜粋です。
- P(Plus):いいところ
- かんたんだった
- ペンをつかわなくてべんりだった
- ネコのおかげでやるきになるところ
- まちがっていてもあっているのをおせばまるになるところ
- ぶん数が、とてもたのしかったです。
- ひょうやぐらふのやつがいちばんすきなのでした
- 落書きができてたのしかったです。
- いろんなねこがでてきてすごくすすみました。
- 分数が楽しかった
- がくねんごとにわかれているところ
- せいげんがなく、たくさんとけるところ
- メモができるところ
- まちがっても、せいかいするまでとけるところ
- M(Minus):だめなところ
- パスワードがながいところ
- 2年生のでもかんたんすぎる。
- もんだいがかんたんだった
- かけざんのやりかたが、わかりませんでした。
- まいかいおんなじねこがでてきていや
- マウスを動かして数字や文字のボタンを押すのがめんどくさかった
- かいとうするところが下すぎるところ
- ぜんぶマウスを使わないといけないところ
- I(Interesting):おもしろいところ
- ぺんでまちがえてかいたらばぐった
- イラストの魚がおもしろいところ
- てんすうが100よりおおくいくのがおもしろいとおもいました。
- ねこがかわいいところ
- いっぱいやってるねー、ていわれておもしろかった
こうした機会は、自分の感じたことを言語化する良い練習になると思いますし、自分が書いた文章が、「作った人」に届いて読んでもらえる、という体験も社会との繋がりを感じることになるだろうと思っています。
No.4に続きます。
(為田)