教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

教材として使えるかも?:デジタル公開されている波紋三集・「新形小紋帳」を模様作りの参考に

 Twitterに流れてきた、スミソニアン図書館のサイトで閲覧可能な明治時代の波紋集と、大英博物館のサイトで閲覧可能な葛飾北斎の「新形小紋帳」を見ました。単純な模様なのに、すごく美しい。それぞれ、スミソニアン図書館と大英博物館の該当ページへのリンクも貼られています。

 ちょうどいま担当している授業で、小学校1年生にコンピュータのコピー&ペーストを教えるために、簡単な図形を作ってそれをコピー&ペーストで増やして組み合わせてもようをつくるという活動をしているのですが、次回の授業でこのスミソニアン図書館の画像を見せてみようかな、と思います。
f:id:ict_in_education:20201029101841p:plain

 「シンプルな図形を組み合わせていろいろと模様が作れる楽しさ」というのも知ってほしいですが、その裏側で「昔の本をこうして全ページ、インターネットで見ることができるのってすごい」ということを知ってほしいと思います。1年生じゃまだ全員はわからないかもしれないですが、でも、何人かには届くかもしれない。「形を組み合わせるとおもしろい!」と思ってもらえるだけでもいいのです。そう思って、いろいろなスイッチを押してあげたいと思うのです。
 いろいろな模様を作りながら、知らないうちにコピー&ペーストのやり方も憶えるし、マウスを使ってのクリック、ドラッグなども、なかなか小学校1年生では難しいのですが、慣れていくこともできます。

(為田)