岐阜新聞によると、岐阜市の市立小中学校全70校において、タブレット端末4100台を配備するそうです。
教育立市を掲げる岐阜市は2016年度、ICT(情報通信技術)を活用して、子どもたちがより楽しく、分かりやすく学べる環境を整える。全ての市立小中学校と特別支援学校計70校にタブレット端末計4100台を配備し、児童生徒の主体的な学びを後押しする。導入後のタブレット端末を含む教育用コンピューターの普及率は子ども3・4人に1台となり、全国43の中核市で唯一、国の指針を上回る見込みだ。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160227/201602270851_26797.shtml
どんなふうに使うのかなあ…と見ていたら、記事中に例として出ていたのは、以下のようなもの。
- 録画機能を使って子どもが自らの作業を客観的に振り返る
- 個々の学習進度に合わせたソフトで学習したりする授業を展開する
- すでに配備している電子黒板と連動させれば、タブレット端末に入力した意見を電子黒板にそのまま映し出し、意見を共有する
なるほどなあ。「20年度の大学入試制度改革を見据えて、市は新年度、子どもたちが主体的に学び、仲間と課題を考える授業「アクティブ・ラーニング」を取り入れる。専用スペース「アゴラ」を全中学校22校の空き教室に整備する予定で、タブレット端末はグループディスカッションなどで活用する。」ということです。
3.4人に1台ということは、グループで使うのでしょうかね。上の3つの例だと、録画機能で自分の作業を客観的に振り返るのはグループに1台でも大丈夫そうですが、個々の学習進度に合わせて学習したり、意見共有などをしっかりやるならば、1人1台ほしくならないかな…と思ってしまいます。
文科省の出している、子ども3.6人に1台の指針を上回る初めての中核市ということで、今後の動向を注目していきたいと思います。
(為田)