プログラミング必修への動きが加速しています。夏休みにもたくさんのワークショップは行われると思いますが、どれも子ども向け。子ども向けではなく、プログラミングを教えることになる先生方の研修を開催したいと思い、開催することにしました。
“先生向けの”プログラミング研修講座を開催
2016年8月4日(木)に、小金井市立前原小学校の松田校長と一緒に、「先生のための“プログラミング研修講座” ~2学期から始めるプログラミング学習~」というイベントを開催することにしました。
なぜ、先生のためのプログラミング研修講座をするのか。その問題意識は、松田先生の言葉をお読みいただくのがいいと思います。
文部科学省は「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について」(議論の取りまとめ)を公表しました。そこでは最善のプログラミング教育が提供されるよう、次期学習指導要領の「総則の規定において明確に位置付け」るとともに各学校が「学級担任制のメリットを生かしながら、教育課程全体を見渡した中で、プログラミング教育を行う単元を各学校が適切に位置付け、実施していくことが効果的である」と述べ、現在このことが小学校現場におけるプログラミング教育をめぐる最大の課題の一つとなっています。
必修であるから、実践しなければなりません。先生がプログラミングの授業をするのです。学習指導要領の解説や事例集の普及をまっていては、時代はものすごいスピードで進んでいってしまいます。子供の未来に責任をもつのが教育の使命であるならば、第4次産業革命の真っ只中を生きる子供に「待った!」はありません。
今、できるところから始めましょう! ちょっとしたきっかけさえあれば、さまざまなことができます。そのことを体感していただきたく、今回の研修講座を緊急に開催することとしました。
この言葉に共鳴し、為田が代表をつとめるフューチャーインスティテュート株式会社の主催で、今回のイベントを開催することを決めました。
イベント概要
イベントの概要については、以下をご参照ください。
■日時
平成28年8月4日(木)AM9:00-PM5:00
■場所
株式会社D2Cオフィス
(東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル 4-6F)
■講師
講師には、以下の3名をお招きします。
- 松田孝校長先生(小金井市立前原小学校)
- 藤本徹先生(東京大学大学総合研究センター特任講師)
- ポール・グリーンバーグ氏(Creatubbles CEO兼共同創業者)
- Strawbees でストローの立体作品を創り、Quirkbot でプログラミングして、その動きをHUE Animationでコマ撮り&タイムラプスを作成するワークショップを行っていただきます。
- 最後にはその作品を、世界中の教育関係者が注目しているSNSであるCreatubblesにアップし世界中の人々とShareします。
- いずれもまだ日本では馴染みがありませんが、いま学校にある環境(パソコン教室など)でも十分に実施可能で魅力的な取り組みを体験できます。
■タイムテーブル(予定)
- 9:00~9:10
- 開会:主催者挨拶(為田)
- 9:15~10:15
- 模擬授業「プログラミングの導入授業」(松田)
- 10:30~11:30
- 講演「gamificationが創る新しい学び」(藤本)
- ―昼食―
- 13:15~16:15
- ワークショップ「最先端のものづくりワークショップ」(仮)
- Strawbees でストローの立体作品を創り、Quirkbot でプログラミングして、その動きをHUE Animationでコマ撮り&タイムラプスを作成する」
- 16:30~17:30
- 講義「ビジュアルプログラミング言語の体系と年間指導計画」(松田)
- 17:30~18:00
- 質疑・応答&閉会(為田)
■定員
■参加費用
参加費用は、当日現地にてお支払いいただきます。
- 初等中等教員
- 3000円
- “職員室の仲間”割引!→同じ学校の同僚の先生(“職員室の仲間”)と一緒に参加すると、一緒に参加した先生と合わせて3000円とします。(例:2人なら、1人あたり1500円。3人なら、1人あたり1000円。4人なら、1人あたり750円。5人なら、1人あたり600円。)
- 仲間と参加して、帰りにういたお金で飲みに行ってください!(笑)
- 一般
- 5000円
■申込サイト
- 以下のサイトから、お申し込みください。
■主催
- フューチャーインスティテュート株式会社
興味を持ってくださった方へお願い
本研修を受講した後に、プログラミングの授業を経験して職員室へ戻っても、1人だけではなかなか新しい動きを作ることは難しいと思います。でも、職員室の中に、同じ研修を受けて思いを同じにした仲間が2人いたら?3人いたら?何かを変えていくのに大きな勇気を得られるのではないでしょうか。
今回、イベントを運営するスタッフは皆、「学校で教えられる先生を増やしたい」という思いでいます。だから、職員室の仲間を連れて来てください。一緒に、先生のための“プログラミング研修講座”に参加し、学校でプログラミング教育を始めましょう!
(為田)