2017年5月20日に、山内佑輔 先生が行っている図工の授業を見学しに行った府中市立府中第三小学校の廊下で、「名前でアート!?」という展示を見かけました。5年生が自分の名前をひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットで描いてアートにしています。下の作品は、山内先生のものです。
廊下いっぱいにたくさんの作品が掲示されていて、その横に「お!」という紙が貼られています。「お!」と紙を貼っていくことで作品をただ見るだけではなく、作品に能動的にリアクションをすることができるのが、Facebookの「いいね!」や、山内先生が図工の授業の中で使っているクリエイタブルズのバブルと同じ役割を果たしているな、と感じました。ICTを使うことで、作品をインターネット上にアップすることで、この「お!」という紙を、世界規模でもらうことができる。そうすることで、より多くの人に、日本人以外の人に、「お!」と言ってもらうためにどんな作品にしようか、と子どもたちの制作に対する意識がより広がるのではないかと思いました。
山内先生は、すでにアナログでこうした試みをされている学校の先生だったからこそ、クリエイタブルズを使っての作品の発信、ギャラリーの発信という形に結びついているのだろうな、と思いました。
同じテーマで作品を校内で展示している学校があれば、ぜひネット上でつながれば、より広い範囲から「お!」をもらえて、新しい実践ができそうだと感じました。
(為田)