2018年1月16日に戸田市立笹目東小学校において、研究発表会が行われました。授業後には、控室に移動して研究協議会がありました。控室にはタブレットPCが置いてあり、そこに「ワールドカフェの進め方」というシートが置いてありました。
参加した先生方が感想をタブレットPCに書き込んでいきます。使っていたのは、子どもたちが授業中に使っていたのと同じムーブノートです。下の写真、画面が反射して見にくいですが、このように複数のタブレットPCから先生方のコメントがリアルタイムに1つの場所に集約されていきます。
研究協議で、一人ずつに発表をしてもらうとどうしても時間がかかってしまいます。こうしてリアルタイムに同時に書き込むことで、時間を短縮することもでき、また多くの先生方の意見に触れることが可能になります。
協議会のファシリテーションをされた授業者である髙野先生を含めた、3人の笹目東小学校の先生方は、画面を見ながら、ディスカッションしていきたい意見を紙に書き込み、黒板に貼って、ディスカッションを進めていきます。
先生方には即興性が求められます。こうした、会場から意見を書き込んでもらい、それをリアルタイムで取り上げながら議論を進めるというような形での研究協議をする学校のことを聞いたことはありましたが、自身で体験したのは初めてだったので、非常におもしろかったです。
こうして研究協議の場もICTを使っての意見交換を体験できるようになると、参加している先生方は「これは国語の授業でできるかもしれない」「理科の実験で使ってみたらどんなふうだろう?」というふうに考えられるように思います。
公開された授業だけでなく、研究協議会も含めて、ICTの活用が進んでいる様子を見ることができた研究発表会でした。
(為田)