2019年10月27日に、東京大学本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館で、アジア規模でプログラミング教育のビジョンを考えるカンファレンス「Computer Science World in Asia 2019」が開催されました。
リフレクション
みんなのコード代表の利根川裕太さんが、ステージに上がりました。利根川さんは、「今日はアジア各国から、先進的にプログラミング教育を頑張っている人たちが集まっています」と話し始めました。2020年から小学校でプログラミング教育必修、その後さらに2021年に中学校、2022年から高校…と続いていきます。「指導要領の内容で足りるのか?もっと必要なのではないか?というふうに、もっとコンピュータに関する理解が必要だろう。正解はまだ見えていないが、みんなで話し合う1日になればいい」と利根川さんは言いました。
最初にグループでのリフレクションを行いました。参加者は、受付時に伝えられた番号によって、1グループ6人くらいのグループに分かれて座っています。利根川さんは、「今日は、このグループの中で考えてもらうことが多くなる1日です。グループ内で自分のしてきたことなどを共有しあってください」と言い、25分のリフレクションがスタートしました。
通訳ボランティアも各グループに参加しています。みなさんそれぞれにプログラミング教育の実践を積み重ねている方々なので、PCやタブレットなどで実践の動画を見せ合ったり、micro:bitなどを持ち出してデモをし合ったり、密度の濃いリフレクションになったと思います。
これからは「グローバルに活躍できる力を…」というのは教育現場でよく聞く言葉ですが、まさにグローバルな場だったと思います。日本全国でもさまざまな実践があるのに、それが外国となれば、聴ける事例の幅も広がるように思います。25分間のリフレクションの時間は、あっという間に過ぎていきました。
No.3に続きます。
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(為田)