教育ICTリサーチ ブログ

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やってみた:淑徳小学校の3年生と、Sphero BOLTとRootを比べてみた(2021年3月23日)

 弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。春休みの授業で参加人数が少なかったので、小学校3年生のクラスでSphero BOLTを使ってみました。いろいろなプログラミング教材を使ってもらいたいと思っていて、これまでにもアイロボット社のRootを使ったり、Hour of Codeなども使っているので、操作方法については何も説明しなくても、アプリ「Sphero Edu」とShpero BOLTをBluetooth接続だけして渡すと、どんどんブロックを繋げて動かしていきます。
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 Sphero BOLTがコロコロと動いていくのが楽しくて、コンピュータ教室の隣の図書室(春休みなので誰もいなかったので)を使って、広々とSphero BOLTを動かしていきます。真っ暗にしたほうが、光っているときにきれいなので、電気を消して走らせていきます。
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 Sphero Eduではイベントのところに「衝突時」「着陸時」「自由落下時」などのブロックもあります。着陸時や自由落下時もいろいろと設定ができるのは、時間をかけてじっくりやってみたいな、と思いました。
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 衝撃時の光り方や動きなどもどんどん設定できていて、とにかくたくさんのブロックをつなげて、図書室のなかをSphero BOLTと一緒に走り回らせていました。
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 一人ひとりSphero BOLTを動かす時間をとったあとで、schoolTaktを起動して、以前やったRootとの違いをベン図を使って整理してもらいました。RootとSpheroはそれぞれできることが全然違うので、自分のやりたい動きにあわせて、どちらを使うのがいいのかという視点えみてほしいと思いました。
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 「Rootは、まぁまぁかわいい」「Spheroは、ルートとは違った可愛さがある」など、自分なりの言葉で特徴を書いているのがとてもいいなと思いました。
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 今回は時間がなかったので、Sphero BOLTをただ触ってみただけでしたが、Sphero BOLTの性能が活きるミッションを用意して、ミッションを解決させるためのプログラムを作る機会を次は設けたいと思いました。

 プログラムを自分で組んで、Sphero BOLTを動かしてみて、プログラムを修正して、またSphero BOLTを動かして…と、どんどん一人で没頭できる時間があるといいな、と思いました。そのために一人1台の情報端末にローカルでプログラムを保存したり、クラウドでプログラムを保存したり、自分が作ったプログラムを継続してブラッシュアップできるようにする必要があるな、と改めて感じました。

(為田)