教育ICTリサーチ ブログ

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淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.3(2026年1月~3月)

 弊社フューチャーインスティテュートは淑徳小学校放課後クラブ「淑徳アルファ」内で、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を実施しています。2年生のクラスでは、2026年1月から3月にかけて5週にわたって「クイズ大会」のプロジェクトに取り組みました。

1回目:Waygroundでクイズ大会をしてみる

 「クイズ大会」は、毎年2年生に大人気です。昨年度まではQuizzizを使っていたのですが、リニューアルしてWaygroundになりました。単純な早押し問題で得点が集計されるのではなく、得点がアイテムや運に左右される要素があるので、何回か不正解を出してしまった子どもがそのままやる気を失ってしまう、ということがないのが気に入っています。
 授業の最初にイメージをもってもらうために、昨年の2年生が作った問題を10問入れたWaygroundでクイズ大会を実施します。子どもたちにWaygroundのコードを入力して、エントリーしてもらいます。ニックネームも自由に考えてもらいます。時間に余裕のある子は、アバターを自分なりに変えるのも楽しんでやっています。

 Waygroundでクイズを楽しんだ後で、「自分たちで作った問題を増やしてクイズ大会をしましょう!」と言って、クイズの作問を依頼します。スクールタクトで一人ひとりにワークシートを配布して、4択問題の問題文と回答の選択肢を書いてもらいました。4択問題なので、正答だけを書いてもらうのではなく、誤答例も3つ書いてもらいます。
 「どんな問題でもいいけれど、誰も正解できないようなクイズは、良いクイズじゃないからね。解く人が楽しめるクイズを考えてね」と伝えると、子どもたちはどんどんクイズの問題を作っていきます。

2日目・3回目:クイズを作問する

 1回目の授業の後で、子どもたちが作っている問題をチェックして気になったこととして、「正解が2つ以上にならないように」「自分にしかわからない問題はなしで。みんなで楽しめる問題を作ろう」と伝えました。最終的には、「為田先生に選ばれそうな、良い問題を作ろう」という基準を子どもたちが自分たちなりに考えてくれて問題を作ってくれました。自分で考えたクイズだけでなくて、家にある本や図書室にある本などを参考にする子もいます。

 3回目の授業の最後には、前回の授業までで子どもたちがワークシートに書いた問題から、みんなが楽しめそうな問題をWaygroundに入れて、クイズ大会をしてみました。子どもたちからは、「あ、これ、私の問題!」「これ、(隣に座ってた)○○が作ってた問題だから、わかる~」という声があがっていました。
 子どもたちには、作問者とゲーム大会の参加者の両方の立場を体験してほしいと思います。作る側の視点と参加する側の視点は違うので、そこを行き来することで、問題作りが楽しくなるのではないかと思っています。

4回目:クイズ大会をする

 3回目の授業までに子どもたちがワークシートに書いたクイズの問題から、みんなが楽しめそうな問題をWaygroundに入れて、全部で30問でクイズ大会を行いました。前回の授業で出た問題と重複も少しありましたが、全員1問は採用されるようにしました。2回目の出題なのに、難しくて解けないものもあったりもします。みんなで楽しんでクイズを終えました。

5回目:クイズ大会ふりかえり

 「クイズ大会」のプロジェクトの最後に、スクールタクトでふりかえりをしてもらいました。以下のルーブリックを紹介して、自己評価をしてもらいます。

  • 【S評価】クイズにこたえる人がギリギリわからなそうなクイズをつくることができた
  • 【A評価】クイズにこたえる人のことを考えて、クイズをつくることができた
  • 【B評価】楽しんでクイズをつくることができた
  • 【C評価】クイズをつくることができた

 スクールタクトの画面上ですぐにグラフ化されて結果を見ることができます。S評価「クイズにこたえる人がギリギリわからなそうなクイズをつくることができた」と回答した子がいちばん多かったです。

 子どもたちに書いてもらったふりかえりのコメントの一部を紹介します。

  • 皆とあそべてたのしかった。皆のクイズも人それぞれで、個性的でおもしろかった。
  • 皆のクイズも難しかったけれど 自分もいいクイズを作ることができて とても楽しかったです。
  • タノシイカタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
  • クイズを作ることができて楽しかったです。また、クイズ大会ができるのを、楽しみにしています。 ぼくのもんだいをだして。
  • クイズを作るの楽しかった。また作りたいです。
  • クイズを、作るのが、とっても楽しかったです。もう一度やりたいです。
  • ちょっとむずかしくてごめんなさい。つぎは、かんたんにします。
  • さいしょは、なにをつくればいいか、かんがえました。ちょっとむずかしかったです。
  • むずかしかったけど、くいずにこたえられて、うれしかったです。
  • 初めてクイズを作ったけどクイズを作るのこんな難しいんだなーと思いました。クイズ大会は、とっても楽しかったです。
  • クイズを作るのも、クイズを解くのも、ちょっと難しかったです。

 子どもたちにとって、「クイズ大会」というみんなで楽しめる場を、自分たち自身の手で作る機会になっているようでよかったです。

 No.4に続きます。

(為田)