デジタル庁が公開している「校務DXの取組に関するダッシュボード」を見ました。文部科学省が推進している校務DXは、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を支える基盤であるとともに、教員の働きやすさにもつながるものです。
ダッシュボードにアクセスして下にスクロールしていくと、「全国の校務DXの取組状況」「都道府県ごとの校務DXの取組状況」「市町村ごとの校務DXの取組状況」を見ることができます。
全国の校務DXの取組状況
「1. 全国の校務DXの取組状況」では、各自治体における校務DXの取組の進捗を見ることができます。「教職員と保護者間」「教職員と児童生徒間」「学校内」「その他」の4つの間柄・関係で、「欠席・遅刻・早退連絡」「お便りの配信」「調査・アンケートの実施」などの項目について、どれくらいデジタル化されているのかを見られるようになっています。
ダッシュボード上部にある「校務DXの項目」のプルダウンメニューを使って、項目を選ぶことができます。校務DXの項目を選ぶと、各都道府県でどれくらいデジタル化が進んでいるかが表示されます。PDFで表を出されるだけよりもずっと読みやすいと思います。
都道府県ごとの校務DXの取組状況
「2. 都道府県ごとの校務DXの取組状況」では、「都道府県ごとの校務DXの取組状況」を見ることができます。ダッシュボード上部にある「都道府県」のプルダウンメニューで都道府県を選ぶことができます。全国との比較が見やすく表示されます。自分が関わったことがある都道府県を表示して、これくらいか、と見てみるといいと思います。
市町村ごとの校務DXの取組状況
「3. 市町村ごとの校務DXの取組状況」では、それぞれの都道府県のなかで市町村を並べて校務DXの取組状況を見ることができます。市町村レベルで見ると、「欠席・遅刻・早退連絡のデジタル化、これくらいかー」とか、「校内での情報共有は、けっこう進んでるんだなー」とか、「自分の行ったことのある範囲だとけっこう使っているように見えていたけど、自治体単位でこうして数字が出るとまだまだだなあ…」とか、思うことがいろいろあります。
感想
僕らができるのは、このダッシュボードをときどき見に来て、数字をチェックして、学校でのデジタルを活用する場面を増やしていくことだと思っています。そういう方向で頑張っていくのに、こうしてダッシュボードになっているのはとてもいいと思います。
先生方、自分が所属している自治体の数字だけでも見てみるといいと思います。どんな感想なのかこっそりと教えてほしいです。
(為田)