Googleが学校現場で先生方が利用できる生成AI「Gemini」へのプロンプトをまとめた「学校のためのプロンプトライブラリ」を2025年4月に公開しました。無料で読むことができます。
目次を見てみると、「優れたプロンプトに必要な5つの要素」「GoogleのAI原則」「Geminiを活用して、1日の時間を増やしましょう[教師編]」「Geminiを戦略アシスタントとして活用し教育活動の充実と業務の効率化を実現しましょう[管理職編]」「Geminiと共に、学びの可能性を広げる一年を[年間行事編]」などが並んでいます。教師編、管理職編、年間行事編という事例に即した解説があるのがいいなと思いました。ページも読みやすいです。
最近は行き帰りの電車のなかで、PixelでGeminiと対話をする時間をとるようにしています。僕は学校の先生ではないけれど、一回ここに書かれていることをやってみてもいいかな、と思いました。
試しに、小学校3年生のコンピュータを使う授業の最初の声掛けのアイデアを、プロンプトライブラリを参考にして書いてみました。
私は小学校の教員で、小学校3年生にコンピュータを教えています。授業の最初に、子どもたちがコンピュータを楽しく使ってみようと思えるように、やる気を高める声掛けをしたいと考えています。
小学校3年生の5月に適切なメッセージを作成してください。
また、簡潔で前向きな語調で伝えられるようにしてください。
そうしたら、3つの例文とポイントを考えて返してくれました。なるほどなるほど。
他のプロンプトも試してみたいな、と思います。こういうのはどんどん使ってみないと強みも弱みもわからないので。PDFになっていて、それぞれの項目がリンクになっているのもとても読みやすいです。
校内研修でみんなで触ってみて、シンキングツールのPMIツールとかでまとめてみてディスカッションをしてみてもおもしろそうだと思いました。
(為田)