2025年12月3日に戸田市立笹目中学校を訪問し、新屋敷星 先生が担当する3年4組の国語「品詞の総復習」の授業を参観させていただきました。授業の最初に新屋敷先生が「雨が降らない」「宿題がない」「あの映画は面白くない」「切ない思いと別れの涙」の4つの例文をホワイトボードに映して、それぞれの例文にある「ない」の意味・働きが同じなのか質問します。

同じ「ない」でも、違う意味をもっている、違う働きをしていることを伝えたうえで、新屋敷先生はロイロノート・スクールでワークシートを配布します。
ワークシートには「食べない」「可愛くない」「走らない」「悲しくない」「お金がない」「見ない」「勇気がない」「申し分ない」「しがない」というカードが置かれています。生徒たちはこれらのカードをワークシート上で動かして、5分間で同じ意味・同じ働きをしている4つのグループに分けていきます。「なぜそうやって分けたのか、理由を説明できるようにしてください」と新屋敷先生は言います。

新屋敷先生は教室を見て回りながら、生徒たちがカードを分けている様子を確認し、必要なサポートをしていきます。また、生徒たちは周りの人と「どうしてこういうふうに分けたのか」を話し合いながら、カードを分けていきます。

5分経ったところで、新屋敷先生は生徒たちに「できているところまででいいので、提出してください」と言って、生徒たちにロイロノート・スクールの提出箱にワークシートを送ってもらいます。提出された回答は共有されて、生徒たちはお互いにどういう理由でカードを分けたのかを伝え合います。
どういう理由で分けたのかを話し合いながら、自分たちで新しくそのエリアにふさわしい文章を考えて、自分たちで「ない」を使った文章を新しくカードを作って書いていきます。

新屋敷先生は、ロイロノート・スクールでヒントカードを準備していました。グループに分けることはできていても、分けた理由を書けていない生徒たちには、「このヒントカードや教科書の表を参考にして、もっと明確に分類してください」と言います。

ここで3人~4人組になって、どういう理由でグループを分けたのかを15分間で話し合います。新屋敷先生が送ったヒントカードや、教科書の表を何度も見直して、生徒たちは話し合いながらワークシートにグループ分けの理由を追記していきます。

生徒たちは、教科書やヒントカードだけでなく、インターネットも教材として活用しています。Googleで「しがない 意味 わかりやすく」というように、自分で検索している生徒もいました。たくさんの用例をオンライン辞書などを使って見ていくことで、学習を進めることもできそうだと感じました。

書記の生徒が話しあった内容をまとめて、代表者が最後にロイロノート・スクールの提出箱に、自分たちの考えたグループ分けを提出します。

授業の最後に、ロイロノート・スクールに提出されたグループ分けの理由をみんなで確認します。戸田市内の小中学校では全教室がホワイトボード・電子黒板を導入しているので、ロイロノート・スクールのワークシートをホワイトボードに表示して、新屋敷先生がマーカーで書き込みながら文法的な解説を行っていました。

No.2に続きます。
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(為田)