オバマ大統領の広島でのスピーチ、仕事で見ることができなかったのですが、動画で見ることができました。こうして簡単に動画で見ることができるのは本当に助かります。生放送で見ることはできなくても、後からでもきちんと、オバマ大統領が、自分の言葉で、どんな声音で、どんな表情で、どんな雰囲気でスピーチしたのかを見ることに意味があると思うので、スピーチ原稿を文字で読むだけでなく、ぜひこの動画を見てほしいと思います。
www.youtube.com
英語のスピーチ全文もWebで見ることができます。( The New York Times: Text of President Obama’s Speech in Hiroshima, Japan )
もちろん、日本語訳もみることができます。( http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160528/k10010537911000.html )
これらを組み合わせて、社会の授業でも、総合学習の時間でも、歴史とこれからについて考えるきっかけになる授業をできる先生方も多いのではないかと思います。
それ以外にも、例えば英語のディクテーションに使うこともできるでしょうか。どうせ英文を読むならば、こうしたアップトゥデートな話題を読んでみるというのはどうでしょうか。
広島のことだけでなく、これまでの人類の長い歴史の振り返り、困難な状況にある人たちのこと、現代のテロの問題などにも触れているのが印象的なスピーチだったと思います。さらに、「hibakusha」という言葉をスピーチの中で使って触れていたり、戦後のエピソードなども入れていたり、国際政治の大きな話から人びとの日々の生活のような小さい話まで、フォーカスを当てるところもスピーチとして上手だなと感じます。
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アメリカのニューヨーク州にある公立のクラークスタウン北高校で、日本語の授業でオバマ大統領の広島訪問が取り上げられた様子がNHKのWebで見られます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160528/k10010538201000.htmlwww3.nhk.or.jp
個人的に、大学進学を決めた時から「Peace Study」を自分のテーマにしていて、そのための手段のひとつとして教育というフィールドを選んだので、こうした機会にもし授業で取り上げるケースなどがあるならば、知りたいなと思います。日本国内ならばできる限り取材に行きたいです。
扱いが難しいテーマだとは思いますが、誰かのスイッチを押す可能性があるテーマだし、今後の世界で活躍をする児童生徒には、何らかの形で触れてほしいテーマだと感じ、取り上げました。
(為田)