2017年3月9日に、「未来の学びコンソーシアム」の設立総会に参加してきました。すごい人です…。文部科学省・総務省・経済産業省の3省で、官民でプログラミング教育を普及推進することを目的として設立されたものです。
各省庁からのご挨拶の後に、トークセッション。戸田市教育委員会、相模原市立総合学習センターの取り組み、渋谷区教育委員会、古河市教育委員会、NPO法人CANVASと、これらの方々のプレゼンテーションだけでも、規定の2時間十分に埋まるんじゃないかと…それくらい豪華なトークセッションでした。
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以下、会場でTwitterにメモしていたことをまとめます。
「未来の学びコンソーシアム」設立総会に来ています。文部科学省、総務省、経済産業省の3省によるコンソーシアム。楽しみです。 @ 文部科学省 MEXT https://t.co/5UaTuFJtCw
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
各省庁の資料に関しては、さまざまな教育系のイベントで見たことがあるものが多く、復習になります。何度も見ている資料なので、情報を追いかけるために頑張らなければいけないという状態でなかったので、気になった所について考えながら聴くことができました。
90パーセントの職業が、少なくとも基礎的なITスキルを必要としている、という話。「基礎的なITスキル」って、なんだろうか?どこまでが基礎的か。何ができればいいのか、がもう少し議論されるべきだと思う。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
あ、ちなみにプログラミング教育に反対なわけではない。ICTで「創造すること」を学ぶことはすごく意味があると思っています。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
実際に事例もたくさん紹介されました。
デンマークの「デジタルターザンプログラム」。身体を動かすのとITを学ぶのを連動。タッチタイピングのキーポジションをジャンプしてマットのキーボードを使って覚える。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
プログラミング的思考、掃除をするときの順番、シーケンス?段取り力?
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
段取り力が要らないとはまったく思わないけれども、やっぱりこういうプログラミング的思考→実際にコンピュータを使っての創造的活動、というところの階段の大きさが気になります。学習指導要領でどういうふうに書いてあるのか。資質・能力という観点から、プログラミング教育やプログラミング的思考はどんなふうに学校に入るのがいいのか、自分の中でまだまだまとまっていません…。
ICT教育と、プログラミング的思考と、プレゼンテーションと。関係性を図にしてる人いないのかなあ。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
相模原市の小中系統立てたプログラミング教育、おもしろい。資料もわかりやすい。教員とメーカーと協力して単元を開発しているそうです。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
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個人的に、もっとも衝撃を受けたのは、CANVASの石戸さんのプレゼンでした。ずっと民間で、デジタルを使ったワークショップをやってきて、本当にたくさんの子どもたち・保護者にも会ってきて、そうして積み上げてきたものの凄みを感じます。
自分の視野の狭さを感じたな。石戸さん、すごいな。官民でタッグを組んでいっきに進めることができるかもしれない、というのはそうかも。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
Computer Science for ALLなど、やってきている活動も重層的です。本当にその通りです。官民でいっきにやることで、日本という国を前に進ませられる、という大局を見て、そのうえで先生方と何ができるか、現場レベルで考えていこうと思いました。
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最後にコメントをしてくれる賛同者の先生方のコメントもおもしろかったです(刺激的!)
東大の坂村先生、「PC教室を作るなんて、もう古い!」。今からやるならクラウドだし、産業界から人材を活用しましょう。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
学校を地域のコアとしてどう活用するか。そのために、プログラミング教育というのは非常にいい機会になる、と東京大学の須藤先生。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2017年3月9日
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未来の学びコンソーシアムのサイトもできました。ぜひ、チェックしてみてください。
(為田)