教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

横浜市立中学校教育研究会 視聴覚・情報教育部会 研究大会 レポート No.2(2021年11月4日)

 2021年11月4日に横浜市立鴨居中学校で開催された、令和3年度 横浜市立中学校教育研究会 視聴覚・情報教育部会 研究大会に参加させていただきました。公開授業の後で行われた、授業をしてくださった吉岡誠司 先生と飯田隆司 先生との情報交換会の様子をレポートします。
 
 通常の授業後の情報交換会では、参加者からの質問に答えていく形が多いのですが、今回の研究会では、Padletというツールを使って質問をオンラインで出し合っていました。参加者は配布資料に印刷された2つの公開授業それぞれのQRコードを使ってPadletにアクセスし、質問を書き込んでいきます。
 最初に質問を書き込む時間をとって、質問が並んで表示されている画面をディスプレイに映しながら、授業者の先生方の回答を聴きました。
f:id:ict_in_education:20211110132706p:plain

 こうして全員が質問を書き込むことで、同じような質問をまとめて授業者の先生に訊くことができるようになります。また、授業者の先生からのコメントを訊いてさらに質問したいときは、追加で質問をいつでも書き込むことができます。
 たくさんの参加者がいるときには、挙手をするのはちょっと躊躇われるようなこともありますが、それに関係なく質問をすることができるのもいいと思います。

 同じことは、こうした情報交換会だけでなく、授業の中で先生と生徒たちの間でも成り立つ関係だと思います。ツールはPadletでなくてもいいと思いますが、いつでも質問やコメントを書けて、それが対話の内容を深めることに繋がることができます。そうした体験を先生方も生徒たちも積み重ねていけば、一人1台のChromebookを使ってみよう、と思う場面はより増えていくのではないかと思いました。

 No.3に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)