教育ICTリサーチ ブログ

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授業で使えるかも:ストリートビューからそれがどこかを推測するゲーム「GeoGuessr」

 Googleマップストリートビューで表示された写真を手がかりに、それがどこかを推測する(Guessする)ゲーム「GeoGuessr」が好きです。2018年にもこのブログで紹介していましたが、そこからプレイモードも増えて、いろいろな遊び方ができるようになりました。
www.geoguessr.com

 サイトにアクセスして、ユーザー登録をします。無料だと15分ごとに5分間遊ぶことができます。最初に3問、簡単なチュートリアルが表示されます。

 表示されるストリートビューの写真を見ながら、ヒントを探していきます。有名なところだと簡単です。右下のGoogleマップを拡大して、「ここだ!」と思ったところをクリックして、「GUESS」のボタンを押すと、正解の場所からの距離が表示されます。

 ヒントが全然ない問題だと、「ヨーロッパの首都」というテーマで出た問題で、写真の中の看板くらいしかヒントがなかったので、「これは…アルファベットっぽいけど英語ではない…!?」と思ってリスボンを選んだら、ブダペストでした。そうすると、一気にエネルギーが減ります。

 ストリートビューと同じなので、写真を360度見回すことができます。建物の名前に「SPACE NEEDLE SEATTLE CENTER」というふうに街の名前が書いてあるとラッキーです。とは言え、「シアトルのどこにあるの…?」と探すのは大変です。シドニーのオペラハウスも、写真を見て、「シドニー!」とはわかるのですが、シドニーのどこにあるかがわかりませんでした…。

 エジプトのピラミッドの問題も出たのですが、写真を見てすぐにわかるのは、「エジプトのピラミッドだ!」ということだけで、エジプトまでは行けますが、「ピラミッドって、どこにあるの…!?」と思ってしまいます。そこからは、「カイロの近くだろうか?」とか、「ナイル川の近くに文明が栄えたはずだから…」とか、いろいろと推測しながら最後は「このあたりかな?」と思い切って「GUESS」ボタンを押します。こういういろいろな推測をできるのが楽しいゲームです。

 チュートリアルが終わると、いろいろなテーマがすごろくのようにコマを進んでいくごとにミッションが用意されていて、順にチャレンジしていきます。

 「SIGN」(標識)というテーマで出題されてこの問題は、とても大変でしたが、こういう問題こそ「GeoGuessr」で取り組んで楽しい問題だと思いました。
 見渡す限り畑で、ヒントになるものがなさそうに見えますが、視点を変えていくと、道路標識で行き先が見えるのです。

 「Budapest(ブダペスト)」と書いてあるのと、ハイウェイの記号が「E75」のように書いてあるので、それを手がかりに地図に書かれている「E75」のハイウェイをたどり、ブダペストに向かう場所を探してみましたが、これだけではヒントが足りず、結局時間切れで最後は適当にクリックしましたが、全然近くではありませんでした…。

 Googleマップストリートビューで世界のさまざまな場所の写真を見るのはとても楽しい活動になりますが、こうしてゲームの中のミッション問題形式になることで、「ヒントを探す」ことが楽しくなるように思います。
 マルチプレイヤーモードもできるようなので、教室の中でやってみてもおもしろいかもしれないと思います。

(為田)